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2024年03月25日

「強弱」の極意・・。


ま、時折ではあるが、「強弱」について強く思うことがある・・。

大事な大会に限らず、普段から子供らを叱ったり、または褒めたりすることは
日常茶飯事のこと・・。練習後のミーティングでは厳しく伝え、野球以外の話では
意外にも何気ない緩い話題が中心になることもしばしばある・・。

当たり前ではあるが四六時中、野球のことだけ考えられないし、
しかも子供である彼らにとっては困難なこと・・。遊びたい年頃であり、
勉強や家のこともしなくちゃいけないだろうし、野球以外にやること、
そしてやりたいことが山ほどあるのだ・・。

そんな中、野球をやっている時にあっても「強弱」は必要なこと・・。
厳しいだけでは子供たちも大変だろうし、自分ら(指導者や親など)にとっても
それを求め続けるのも至難の技・・。子供らにとって大好きな野球ではあるが、
気の乗らない時だってあるし、時には緩みたい日だってある・・。

目指す目標に向かって走るが、すべて「全力疾走」ではいつかバテテしまう。
これは我々(指導者や親など)も同じことが言えるのではないか・・。


例えば、自分たちの望む、あるいは希望する姿が見られなかった場合、
子供らに強要するのが「強」ならば、できるまで「強」を継続することになる。
それが続けば続くほど、耐えられないものと感じるだろうし、嫌気も出現する。
そうなれば、ますます望むことや希望する姿が遠のいてしまうといったような
逆効果を生む結果となってしまうかもしれない。

「気が緩んでいる。」とか「「気乗りしない。」 そんな時はあえて自然に任せる・・。
そんなことがあってもいいんじゃないかって思うこともあるのだ。

楽観的で言えば、いつまでも緩んだり、気乗りしないってこともないはずだし、
それをいつまでも放置させておくこともないだろうし、それはしっかりと見定めて、
タイミングを図りながら、押したり引いたりすることが極意ではないか。

また、子供らの姿に対し、我々自身が「強」だけの気持ちを抱き続けるのも
大変なこと・・。そんな緩い姿を目の当たりにし、怒り沸点になってしまっては、
自分自身(指導者や親など)の身体にも良くないばかりか、自分自身嫌気を感じ、
継続的かつ適切な指導ができなくなるかもしれないと危惧するのである・・。


「まあ~言うこと聞かなくても仕方がない・・。子供なんだから・・。」
あるいは「まだ小学生・・。もう少し成長すれば自覚も出てくるだろうしね。」
こんな心持ちになれば、張り詰めた気持ちもすこし緩くなるような・・。

たぶん、そんなことではないでしょうかね?





心の持ち方ひとつで、多少気が滅入ることがあっても受け入れられるような
心の中に「スペース」を生み出して、そこに案外スコッと無事に収まってくれる。
すれば子供らの今の姿だけにとらわれず、これから先の姿まで見通せるかも・・。

そう思えば、心も気持ちも軽くなり、周りの風景もしっかりと見える。
そんな「強弱」の極意が、実は最も大切なことではないだろうか・・。

「ふう~。」 帰り支度をしながら周囲を見渡す。


「お・・。」 何となく視界が開けてきたような・・。



  


Posted by UMUサン at 22:25Comments(0)