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2024年04月18日
それが魔法のバットであっても・・。
・・今も昔も相も変わらず・・だと思うが。
バッティングが湿り出すといろいろとバットを替えてみるなんてしばしば・・。
1試合のうちで打席ごとにバットを替える子もいたりして、なかなか落ち着かない。
・・と言うわけで、中にはこんな子もいる・・。
先頭打者が出塁すると、次打者にさっそく送りバントのサイン。
すると、いきなり「タ~イム。」 打席に入っていた子がタイムを要求する。
「ん?何だ?」 タイムを要求した子が大急ぎでベンチに戻ってくる。
バントのサインを忘れたのか・・と思いきや、手に持っていたバットを交換して、
何事もなかったかのように打席に入り直して、バントを敢行・・。
無事に成功してベンチに帰ってきた子に「何でバットを替えた?」 聞いてみると、
「あ、いや、バントだったら今のバットがやりやすいんで・・。」 真顔で答える。
「こら、バントのサインのたびにバットを替えたんじゃ~サインがばれるだろが。」
すると、その子がに爽やかな表情をしながら一言・・。
「では監督、バントのサイン出すときは打席に入る前にバントだって
前もって言ってもらったらバットを替えなくて済むけど(笑)。」 だって。
「・・。」 まあ返す言葉がなく、怒るどころか苦笑いするしかない・・。
当然、サインなんてその時の状況に応じていろいろ変化するものであって、
バント失敗し、2ストライクの後はヒッティングに変わるかもしれない。
実際、ヒッティングにサインが変わった場合はまたバットを交換するのか?
そんなことを言いたかったが、長くなりそうなんでやめた。
また誰かホームランを打った、ヒットを打ったバットであったりすると、
その子に続けとばかり、その幸運(?)のバットを使いたがる傾向があるし、
新しいバットを用意すれば、それを使おうと子供らが群がるってことも
学童あるある・・の話で、どうにか打てるようにと、子供ら自身なりに
いろいろ創意工夫しているってことかもしれない・・。
ま、道具(バット)の力を借りてでも良い結果を求めることは悪いことじゃない。
打つためのアイテムとしてバットが進化しているのは紛れもない事実。
そんな中、自分に適したバット選びも大切なことだが、進化バットでさえも
ただ持つだけじゃその力は発揮しないだろうし、ミート力や振る力など
日々の修練があってこそ、より良い結果を見出すことに他ならない。
もし、何の努力なしで打ててしまう魔法のバットが出現したとしたら、
はたしてそれはそれでいいものだろうか?・・って考えてしまうのも確か。
いずれにしても・・。魔法のバットであっても何でも・・。
打つための努力は必要だ・・ってことは声を大にして言いたいものだ。
Posted by UMUサン at 22:25│Comments(0)