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2024年03月12日

「行けたら行けよ・・。」からの考察。


「盗塁できたら行け・・。」

このことを「グリーンライト(盗塁をしても良い許可)」っていうらしい・・。

最後の攻撃で2死1塁・・。一打同点で4番打者の場面・・。
そして1塁ランナーは俊足・・。「行けたら行け・・。」 そのような作戦は
高校野球やプロ野球などで良く見られる作戦である。

そんな「グリーンライト的な」作戦が適切であったか否かについては、
賛否両論、意見が分かれるところではあるが、ただ、言えることは
どうしてもこの一発にかけるってみたいな気迫が十分伝わってくるのだ。


そんな中、学童野球でも「グリーンライト的」な場面が良く見られる・・。
「行けたら行っても(盗塁しても)いいぞ~。」 特に足が速くて走塁のセンスが
ある子には良く使われる・・。ま、グリーンライトって言い方は一般的ではないけど。

そのような場合は、その選手の実力や判断に委ねられている。
成功してほしいことを想定してやるが、当然だが時には失敗もある・・。
もし失敗しても「委ねた」選手を責めないようにしなくてはならない。


・・またこんなことも良く耳にする。
盗塁のサインを出して(ま、グリーンライトではなくて。)スタートが悪く盗塁失敗。
「スタートが悪かったら無理する必要はないぞ!」 盗塁を失敗した選手に一言。
選手「・・。(だって盗塁のサインだし。)」 そう心の中では思っているはずだ。

「よし、ここの作戦は盗塁だ、次走れ・・。」 まあ~そんな采配なんで、
「スタートが悪かったら無理する必要はない。」 そんなことを言われれば、
サインは「次走れ・・。」 なのにタイミングが悪ければ無理するな~ってのは、
子供らは何か腑に落ちないものを感じてしまうかもしれないのだ・・。
そうなれば、「グリーンライト」が持つ意味合いと何ら変わらないはずに
なってしまうんじゃないかと思っているところなのだ・・。

「う~ん・・。」 サインであってもグリーンライトであっても
例え上手くいかなくても、その選手を責めてはいけないってこと。

その背景には選手への信頼があってこそ・・なのだということを忘れてはならない。





・・とまあ~いろいろ考察すれば、指導者としてチームを指揮する自体、
「グリーンライト」的な思いは必要ではないかという考えに至っているわけで。
例えば、打席に入った選手のヒットを期待する、ヒットエンドランのサインを出したら、
うまくやってくれるだろうと期待する・・。バントやスクイズもしかり・・。

選手一人ひとりを信頼して1つ1つのプレーを「委ねる」ことが多い。
つまり、「盗塁できたら行けよ。」 それだけじゃとどまらないプレーがたくさんある。
そのことはどんなに野球が近代化しようとも変わらないのだ・・。
そんな「グリーンライト的」な気持ちは揺らいではならないものなのだ。

まあ~いずれにしても、「行けたら行けよ・。」から考察すれば
「敗軍の将、兵を語らず・・。」


それを肝に銘じておかないといけないことかもしれない。




  


Posted by UMUサン at 21:50Comments(0)