› サンガーズ奮闘記 › 79年目の鎮魂・・。
2024年06月23日
79年目の鎮魂・・。
今日6月23日は「慰霊の日」・・。
住民を巻き込んだ沖縄戦の組織的戦闘終結から79年目を迎えた。
県内各地では慰霊祭が営まれ、沖縄は今日一日、平和の祈りに包まれる・・。
毎年毎年、そして日一日・・、
次の世代へ戦争のことを語り継ぐ戦争体験者が少なくなり、
あの未曾有の大戦が風化しつつある・・。
「戦争は街や田畑を焼き尽くし、多くの人間を殺しただけじゃなく、
生き残った人間の心までズタズタにしたんだよ~って・・。」
この時期に近づくと、
大火の戦(いくさ)を生き残った戦争体験者の言葉が心を揺さぶる。
戦争を体験した人から聞ける貴重な話・・。自分の親時代は戦争体験者。
沖縄沿岸の艦隊から陸地に向けた砲弾の凄まじさ・・。まさに暴風のごとく。
「鉄の暴風」という言葉で表現された話は、今でも耳に記憶に残っている・・。
では、自分らの子供世代、孫世代に何を語り継いでいくのか・・。
戦争体験者から聞いた話を伝える・・しかないけど。
「あの~じいさん、ばあさんたちから聞いたんだけど~・・。」 そうなるはずね。
生きた証言ではない言葉は次世代の心を揺さぶることができるだろうか。
そんな戦争の記憶・体験は次第に風化し、やがて生きた証言が届かなくなり、
そしていつの日か、書物や歴史書でしか伝えられなくなるはずだ・・
今日の『慰霊の日』は、戦争の記憶を風化させず、
いつまでも語り継ごうと、唯一地上戦を経験した沖縄の特別な日・・。
うちのばあさんの話の最後にはいつも・・、
「孫の時代はどんなになるんだろうね~。」
「・・あんたらが頑張らんとね・・・。」って。
う~ん・・、戦争の生体験、語ることはできないけど、
平和について子供たちと一緒に語ることはできるはずだ。
昨今、世界各地では紛争やテロ事件などが多発して情勢は混沌・・。
いつしか、先の大戦を同じような空気になりつつあるのではないかと危惧する。
そんな中にあっても我々は今の平和を実感し、生活をしている。
そんな中、どこかで平和のありがたさを見過ごしているのかもしれない。
さあ~今日一日、『平和』について考えるのもいかがだろうか・・。
Posted by UMUサン at 23:50│Comments(0)