サンガーズ奮闘記

まあ～この２、３日、季節は一気に秋めいてきた・・。
台風２４号や２５号の襲来後、気温も朝夕に限らず、日中でも涼しく感じる。
特に今日みたいなどんよりした風景は、何かしら気持ちも曇りがち・・。

さらに今シーズンもいよいよ終盤戦だな・・と感じる次第なのだ。


ま、今シーズンを振り返るには、まだまだ時期早々なのだが、
何となく１年間を振り返ってみたくなる・・。ついこの前の出来事のように思える。
子供たちの成績や成長もそうだが、最もしみじみとなるのは父兄とのお付き合い。

練習試合や大会のたびに、「さて、行きますか～！」 右手クイクイと懇親会へ。
そんな中、お酒が進むと今シーズンの苦労話や嬉しかったことなどなど・・。
それそれ家庭でのことや家族でしか分からない「お家事情」なども本音で話し合って、
「うんうん。」 共感したり、慰めあったりで、様々な人間模様を垣間見ることができる。

ほんと、この１年間（・・まだ終わりじゃないですが。）の労苦をねぎらいたくなります。

振り返れば・・、
練習時も試合の時もたくさん来てもらって、いろんなことに協力してもらう。
ノックしたり、水を準備したり、差し入れしてもらったり・・、
はたまた、バカな話題で盛り上がったり～、ほんと、楽しさを実感できた。

また、大会などでチームが勝った時は子供たち以上に喜びを表現し、
負けた時は子供たち以上に悔しがり、・・時には涙する。
反省会であっても祝勝会であっても、子供たちに負けじと騒ぎまくる。
そうです～。チームの浮沈は保護者会の「パワー」なくては、為し得ないことです。

子供たちと一体感・・。さらに保護者間で一体感。
そんなつながりは、野球を通じてだけじゃできないもの。
いろんなお付き合いの中で成熟し、さらに強まっていくもの。
そして、それが時にはチームにとって大きな力となっていくもの。

正直、子供たちを必死に追っかけまわせるのは、小学生の時が最も濃密となる。
中学校ともなると、部活動は学習や教育活動の一環であるのは周知のとおり。
そんな指導の中心は、部活動の顧問であったり、学校の先生方である。
学童野球みたいに、父兄が積極的に関わっていく機会も少なくなります。

まあ～、学童野球同様に保護者のバックアップは必要ではありますが・・。


「子供たちと一緒にできるのも学童野球の時だけだよ～。」 父兄にはいつも進言。
だからこそ、その期間とか瞬間は一緒に頑張ってほしいと声かけしている。

子供たちと一緒に、悔いなく学童野球の時間を過ごしてほしいと思います。

学童野球を卒業し中学校へ、そして高校へと進んだ昔の父兄と話すと、
「あ～あ・・、学童野球の時が一番楽しかったな～。」と、いつも嘆いている。
忙しい中、仕事の合間で練習を見て、家でも指導して、試合では声枯れるまで応援。
まさに、喜びも楽しさも悲しみも悔しさも一緒だったんでしょうな～。





先だって、自分の携帯電話に新たなサンガーズメンバーとなった父兄を登録。
見れば、昔サンガーズ父兄の携帯電話番号を消さずにしっかりと残したままだ。

そんな、昔父兄の登録履歴を見ながら、あの当時の頃にいきなりタイムスリップした。

「あ～あの頃は・・。」なんて、記憶の引き出しがひとつ一つ開いてくる。
今シーズン同様、喜怒哀楽を共に過ごした面々が思い出される・・。

中には、大人になった子供たちの電話番号も登録されている。
携帯番号の無機質な数字に、子供の頃だった面影を垣間見る・・。
これから大人としての付き合いがあると思えば、これまた嬉しさが湧くのだ。

そんな幾多の携帯電話の登録履歴に、今までのつながりを感じて止まない。


いっそう秋色が深まるこの季節・・。何となく寂寞感が深まるのは自分だけか・・。