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2018年09月27日
今宵の月のように・・。
ちょっと、朝夕が涼しくなっているような感じがしますな。
今週末、超大型で強い台風24号の襲来も気になるところではあるが、
風が少しずつ強くなっているせいか、何となく過ごしやすい感じになっているような。
暦はそろそろ10月・・。もう~そろそろ「秋の気配」なんでしょうか。
さて~・・この前、サンガーズOB父兄と久々に飲んだ。
その日、屋部小学校の運動会の翌日が敬老の日で休日であったこともあって、
また練習試合も組んでいなかったこともあり、屋部中野球部中学1年生と一戦を交えた。
まあ~練習試合の結果は、2対1で先輩方の勝利・・ではあったが、そんな接戦に、
サンガーズOBたちは少し撃沈・・。その後、居酒屋にてリベンジ戦を行った訳で。
今シーズンも後半戦に入り、公式大会も残りわずかである・・。
そんな中、「第22回山浩大会」での優勝は、最後の大きな決戦、冬の大会に向けての
大きな弾みになったことは言うまでもなく、チーム状態も上向きになりつつあり、
ひと安心となっているところであるが、その反面、屋部中野球部の動向が気になる。
中1の子らもサンガーズの卒団生だし、当然ながら活躍を期待している・・。
「最近、何かしらうまくいっていないんだよね~。」 そんな意見も耳に入り、
それじゃあ~ってことで、様子を見ながら(感じながら)練習試合を行った次第。
屋部中1年生が初回に、連打で2点を先制した時には、「やはり中学生・・。」って
大量得点を覚悟していたが、その後は鳴かず飛ばず・・。次第にテンションも下がる。
一方、サンガーズは1点を返し、なおも反撃に転じる勢いは我らの方が勝る・・。
負けている方が終始、主導権を握っているって話もおかしい話だが、
それぞれのムードや雰囲気は勝敗の結果に反比例するかのごとく、明暗くっきり。
「・・。」 中1父兄の言っていたとおり、少し深刻な状況が垣間見えたのである。
「どうしたもんかね~?」 中1父兄の嘆きとも思えるため息が周りの空気を曇らす。
「監督~この前の山浩大会、優勝おめでとうございます~。」 グラスを差し出す。
「ありがとね・・。」 乾杯を受けたグラスが小さく響く・・。
そんなお祝いの言葉を述べることで、あえて中1の状況を悟られないようにと
思えて仕方ない・・。なんか健気な様子に、その事の深刻さが感じ取られる。
「まあ~いろいろあるけど、まずはへこたれず頑張ることだね。」
いつ月明かりが差すか分からない曇り空の中で、先行き不透明な心持ちは
痛いほど分かる・・。「そうすることにします・・。」 ハッキリとした応えに安堵感。
そうだ・・。今こそ踏ん張り時。
サンガーズ時代にだって幾度となく乗り越えてきたこと・・。
今、この時だってきっと乗り越えられるはずだ。
そんな激励にも似た乾杯が今度は大きな音を立てて鳴り響く。
そのあと、さらにお酒も進み、いつもの野球の話のオンパレード。
母親連中が「ほんとバカみたいに野球の話ばかり。」 呆れた声が飛び交う。
野球の話ばかり満載の飲み会も終えて、ほろ酔い加減で歩いて帰宅・・。
・・見上げると曇り空にちょっとした月明かり・・。雲の輪郭がハッキリと映る。
なんか、今まで話の内容が少し「曇り空」状態だったんで、
今宵の月のようにちょっとした「月明かり」が見えてるってことは、
これからの子供たちの上昇を暗示するかのようだと勝手に解釈した。
「いつの日か輝くだろう 今宵の月のように・・。」
足取り軽く家路への道中、自然と鼻歌を口ずさんだ・・。
Posted by UMUサン at 22:55│Comments(0)