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2018年09月04日

「デジャブ」投法・・?


さて、先だってもブログにて触れたのだが・・。
今大会、2番手投手として起用している蒼太(6年)の活躍が目覚ましい。

初戦の北山キング戦では登板の機会がなかったものの、
大会2日目となる日曜日(2日)は、二回戦の羽地ファイターズ戦を突破すれば、
準々決勝の山田ジュニア戦も試合となるダブルヘッダーであった。

そんなダブルヘッダーが組まれる場合は、どうしてもピッチャーが2人いなければ、
到底、その日は勝ち抜くことはできない。(ご承知のとおり、投球制限のためだ。)
しかもここ最近、我ら2番手投手の不安定さの心配が常に脳裏に浮かび、
これまで薄氷の勝利であったり、綱渡り状態のゲームに悩まされてきたのである

つまり、ダブルヘッダーは大会を勝ち抜くための鬼門となっているのだ。

まあ~蒼太で言うと、今大会が初めての登板と言うことではない・・。
過去の大会でも幾多の登板機会がある・・が、なかなか成果が現れないでいた。
当初、チームスタート時には投手陣の一角として期待されていたのだが、
予想外にも制球難に苦しみ、自分のピッチングができず、しばし登板機会から
離れていく。今年のゆんたんざ杯でも登板するも満足のいくものではなかった。

そんな中、二回戦の羽地ファイターズ戦・・。
「・・3回から蒼太で行くか?」 傍らのさーとコーチにアドバイスをもらう。
「いいと思いますよ。」 そんなやりとりを聞いていた祐介コーチも助言をくれた。
「さっき、練習ではいい内容でした・・。」 そんな二人のコーチが後押ししてくれた。

羽地戦を勝ち抜けば、準決勝で対戦する山田ジュニアは先に進出を決めている。
北部南ブロックにおいても実力のあるチームだけに苦戦が予想される中、
我らのエース煌典(6年)の登板は、場面によっては必要となってくるのである。

準々決勝を控え、エース温存の作戦を敢行するためには、
どうしても2番手投手の起用が必須で、かつ重要となることは承知していた。
・・が、これまでの大会で見た蒼太のピッチング内容からすると、
まったく不安がないと言えば嘘になる・・。
「ここは大きな決断だな・・。うん。」 しっかりと自分に言い聞かせた。

そして、3回ウラの守りからマウンドに2番手の蒼太を送り込んだ・・。

すると、「ん?」 何となく、以前に見かけたような光景が浮かんできた。
「・・はた?何だったけ~?」 少し考えていると、かすかに思い出してきた。
「あ、そうだ。」 たしか、こいつらがチビッ子チーム時代に、この数久田球場にて
試合を行った時、同じように蒼太がマウンドに上がっていた記憶がある・・。

たしかこの時もこの日同様に、蒼太は快投を見せてくれたような・・。

「そう言えばね・・。」 そのことをさーとコーチと祐介コーチに告げた。
「なんか、数久田球場では良いピッチングを見せてくれそうで・・。」
少し安心感が湧いてきて、先ほどまでの不安感が和らぎ始めたのだ。

すると、どうだ・・。まさにあの時と同じように、まるで「デジャブ」のように
素晴らしいピッチングを披露したのである・・。

羽地戦には5イニング、続く準々決勝の山田戦では2イニングの合計7イニングで、
無四球無失点、ヒットも1~2本といった完璧な内容であった・・。
しかも2試合で7イニングを投げて60球前半という球数は、1イニング10球以内に
収めるといった省エネ投球・・。打たせて取るピッチングを実践したのである。

彼の快投に、ベンチや応援団席からの声援は次第に大きくなる中、
「・・。」 逆に自分の方は、驚きの思いでだんだんと無口になってきたのだ。

また、後で主審を務めた審判員から聞いた話だが、
「すぅ~と真ん中に入ってくるので打ちごろかと思いきや、打たれないんだよね。」
そんな感想を話しながら、「何か変化球でもかけていね?」 そんな疑惑の視線。
「いや、いつでも打てそうで打たれないのが彼の持ち味だね。」 自慢げに答えた。
内心、「いつもは自滅しているのだが・・。」 過去の話は飲み込んだ・・。


「デジャブ」投法・・?


いずれにしても、彼の今回の快投は今シーズン後半戦に突入する中、
大きな希望と期待となっていくことは間違いない・・。

ただ、数久田球場限定の「良いデジャブ投法」だけじゃなく、他の球場でも期待・・。
しかしながら、今までように他の球場での悪い内容の思い出しかなかったような、
そんな「悪いデジャブ投法」は止めて欲しい~って願ってやまないのである(笑)。

・・いよいよ、次なる最終決戦の場は名護少年野球場・・。
準決勝戦を勝ち抜くと、優勝決定戦となる大一番のダブルヘッダー。
当然ながら、蒼太のさらなる快投を誰もが待ち望んでいるのだ。

さあ~二つにひとつの「デジャブ投法」・・。


今後、我らサンガーズの命運を握る大きな「選択」になるやもしれない~。




Posted by UMUサン at 21:50│Comments(0)
 
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