
2025年02月06日
勝利の味覚・・。
まあ~「勝つ」ってことは凄い推進力になると過去に実感した話・・。
とあるシーズンのこの時期、新チームがスタートするも連戦連敗の週末。
出るのはため息ばかりなり・・。投手陣の大乱調につけ加え、守れないの
自滅的敗戦状態に打つ手なし。そんな守りじゃ当然ながら攻撃にも影響し、
打線どころかチーム全体、個々の子供らの士気もダウン。
その先に暗雲が立ち込めるがごとく、一筋の光さえ差し込まない。
しかし・・だ、一度勝利を掴んだことをきっかけに大きな変化が現れた。
子供らの成長が試合で勝利するたびに大きくなっていくことを強く感じられる。
そのことが練習での雰囲気に一段と影響し、ひとつ一つのプレーに反映する。
バントにしろ走塁にしろ、アグレッシブな気持ちが伝わり、モチベーションが向上。
不本意なプレーには子供ら自身で檄が飛び交い、納得いくプレーには賛同が湧く。
ひとつの勝利がこれほど子供たちの力を活性化させるものかと感じた体験・・。
「負けて学ぶことも多いが、勝って喜びを感じることの学びもある・・。」
忘れられない過去において超~弱小サンガーズ時代を経験した自分にとっては、
その意味を痛いほど噛みしめてきた。負けて当たり前の時代・・。
そこには悔しさもないし、敗因さえ透明化にし、目を背け続けていたのだ。
誰が悪くて、誰が良いのでもない・・。負けることが日常であったし、
勝つことの喜びなんて皆無。そこから脱することに子供も父兄ももがきながら、
その術を知りつつも、そこにたどり着けない歯がゆさがあり、苦悩があった。
そんな中、勝利の味覚を覚えてきた喜びは忘れられないものとなった。
ひとつの勝利が大きな原動力となり、事実、「負けて学ぶ」ことよりも
「勝って喜びを感じた学び」の方が絶大な価値があったのである・・。
「勝利至上主義」については賛否両論、議論が白熱する昨今ではあるが、
しかし勝利を目指していくため日々の努力を惜しまないとの「勝利主義」は、
根底に備えておかなければ、我々の思いや願いは無力化するだろうし、
日々鍛錬していくことの意味を見失ってしまうのである・・。
誤解のないよう断っておくが、「必ず勝利する」ではなく、勝利することを
目標に、日常の努力を惜しまない過程を大切にしていくってことである。
それを成就するため、我々指導者は最大限のサポートをしなければならないし、
子供たちを取り巻く父兄の皆さんも力の限りサポートしなければならないはずだ。
勝利に沸き、そんな中にあっても不本意なことは真摯な反省を促し、
次の戦いに万全を期していく・・。さらに次の戦いで勝利を目指していくための
向上心を養っていくきっかけとしていくが必要と感じたあの日・・。。
「勝って喜びを感じる学び」は、これからも大いに活用していきたいのである。

勝利の味を強く感じたあの時、子供らの元気なかけ声がこだまし、
それを見守る父兄の皆さんの穏やかな眼差しと和気あいあいが目に浮かぶ。
再び勝利の喜びを手に入れるため、日々努力しているのである。
今でもいつまでも・・。そんな風景に思いを馳せながら・・。
さあ~勝利の味覚を忘れずに・・。さらに邁進していく決意である。
Posted by UMUサン at 22:20│Comments(0)