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2018年12月13日

隠された「強さ」の秘密・・。


さて・・。6年生は「第17回伊江島交流大会」と「6年生送別大会」を控えるが、
去った「第140回冬季大会」を終えたら、何となく引退感が漂っている・・。

・・仕方がない。今シーズン幾多の大会で熾烈を極め、それなりの成績を収め、
緊張感が続く試合を続けてきた中、せめて伊江島交流大会や6年生送別大会は、
本当の意味で「楽しく野球を・・。」との思いで臨んでいくってことだろうね・・。

冬季大会終了後、チームは新体制へ移行・・。練習の中心も新チームとなる。
そんな中、6年生と言えば、練習メニューなどを自分たちが考え、主体的にやっている。
6年生の父兄も数名、練習に立ち会っているが緊張感を感じさせることなく、
残された学童野球の時間を子供らとともに楽しく過ごしている・・といった感じなのだ。

そんなわけで、そんな練習風景は楽しくも充実感満載なのである~。


去った2~3週間前になるだろうか?6年生と新チームの練習試合でのこと。
6年生のメンバーは、冬季大会リベンジ戦を無事に優勝を果たし、伊江島行きの
切符を手にした後の久し振りの練習試合となったわけだが・・。

新代表チームの練習試合後の第3試合目、名護団地少年野球さんとの対戦。
6年生チームのメンバーはサンガーズの8名に加えて屋部小の同級生を2名を
お願いし、6年生だけで臨む・・。追加招集した2名は野球未経験者ということで、
当然ながら戦力的にはダウンとなるも、同級生で楽しくゲームをやっている感じ。

エラーしても何のその。三振しても笑い声が絶えない・・。勝敗にこだわらず、
真にプレーを楽しんでいる光景は微笑ましく、その姿を見守る父兄の眼差しも優しい。
次に控える大会の成績などは二の次・・。そんなムードは最高潮さえ思える。

「まあ~そんなもんだ・・。」 同点となった試合結果でも十分満足である。
引退間際のこの時期、緊張感から解放された子供らの姿は伸び伸びとし、
いかにも野球を楽しんでいるといった気持ちは隠しきれない・・。

そんな姿に、残された大会では「この気持ちのまま」で臨もうと決心しているのだ。


6年生メンバーの練習試合終了後、キャプテン斗夢(6年)が、
「監督~、自分らはもう終わりですか?」 そんな言葉をかけてきた。
「そうだよ・・。」 正直、もう少し6年生のメンバーと付き合いたかったが、
次に新代表チームの練習試合が控えていた・・。しかし心残りが湧く・・。

「あ、そうだ。」 帰り支度をしている6年生に声をかける。6年生が振り返る。
「お世話になったグラウンドに感謝を込める意味でゴミ拾いをやったら。」 何気なく提案。
自分の提案に6年生の返事を確認する間もなく、新代表チームの試合に臨んだ。

新代表チームのゲームの途中、なかなかうまくいかないことに頭をカキカキ、
ため息をそこら中に撒き散らしながら、何気なくふと遠くを見つめていると、
グラウンド周辺をゴミ拾いしている6年生の姿が飛び込んできた・・。

「あら、ちゃんと聞いているし・・。」 思わずその姿を凝視してしまった。

そういえば、この6年生の子らは自分たちスタッフの言うことをしっかりと聞いてくれた。
日々の練習での注意や提案することを始め、悔しい敗戦後のミーティングで告げたこと
家でや学校での振る舞い方、友達等との付き合い方などなど、野球にとどまらず、
我々の助言やアドバイスに真摯に耳を傾けてくれたのである・・。

そんな思いがよぎり、一瞬、目の前の試合を忘れてしまった。

シーズン中、事ある毎に「あとはやるかやらないか・・だ。」 そう伝えてきた。
我々や保護者に言われたこと、学んだことを聞いてしっかりと実践に移すこと・・。

試合で見せる類い希なパワーと打撃力。安定した投手力に堅実な守備。
時折見せる圧巻のプレーの裏側には、その「聞く力」が根底に備わっていたからだと、
ゴミ拾いに精を出す6年生の姿に、改めて重ね合わせたのである・・。

まさに、それがこの6年生の隠された「強さ」の秘密ではないだろうか。


隠された「強さ」の秘密・・。

隠された「強さ」の秘密・・。

隠された「強さ」の秘密・・。

隠された「強さ」の秘密・・。

隠された「強さ」の秘密・・。

隠された「強さ」の秘密・・。

隠された「強さ」の秘密・・。

隠された「強さ」の秘密・・。

隠された「強さ」の秘密・・。


あだね川グラウンドいっぱいに響く元気な声の6年生はみんな笑顔満面・・。
そんな表情を見るたびに、残された学童野球のこの時を本当に楽しんでいるなと
まざまざと実感している次第・・。ほんとに良かったと安堵の気持ちでいっぱい。


これからの時間は、君らの思いに我々が耳を傾ける番である・・。





Posted by UMUサン at 22:20│Comments(0)
 
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