サンガーズ奮闘記

さて、本日「第１００回全国高等学校野球選手権大会」の抽選会。
我が沖縄県代表の興南高校の初戦の相手は、茨城県代表の土浦日大高。
大会５日目の木曜日（８月９日）、第３試合目に激突となりました。

熱き高校野球の季節もあってか最近、何かと「高校球児」に目がいく・・。
ま、引退したが凛太朗、竜誠もサンガーズの「高校球児」であった。

我らサンガーズの卒団生として初めて甲子園の土を踏んだ子らも誕生。
その他、今のところは甲子園は行けずとも「高校球児」として、
日夜練習に明け暮れているサンガーズの卒団生の子供たち・・。
いやはや何とも・・。頼もしい限りである。


先だってコンビニで買い物した時、サンガーズの「高校球児」に出会った。
「あ、お久し振りです～♪」 レジ先で挨拶される・・。
「おお～、頑張っているか～。」 人目を気にせず、思わず大声。

当然、高校生なんで一段と身長が伸び、体格もがっちりしてきている・・。
顔は真っ黒に日焼けして逞しさを見せ、立派な「高校球児」を彷彿させる。
しかしながら時折見せる表情は、今も昔の面影が残像として残っている。


その他のメンバーにおいても高校野球の大会などで事ある毎に顔を合わせると、
「高校球児」になったんだな～って実感が増し、否が応にも嬉しさが込み上げる・・。

自分の感想だが、現在のプレースタイルを重ね合わせても、あの当時と何ら遜色ない。
投げ方や走り方、バッターボックスでの仕草を始めミスしたときの表情なども然り。
ついついサンガーズ時代の頃にタイムスリップし、思いを馳せてしまう。

こんな時、サンガーズ時代で体験した思い出が脳裏をよぎるのだ・・。

今から８年前の時・・。「伊江島交流大会（１月）」に参加したときのこと。
初戦突破し、次戦の名護すいらんマーリンズ戦。その時の先発は右のエース。
このシーズン、名護すいらんマーリンズに相性の良い右のエースを先発させた。
しかし、結果は敗退・・。この年の伊江島交流大会は２回戦止まりとなった。

初日を終えて、その夜に開催される恒例の懇親会に向かう準備のため、
宿舎のロビーに座って待機していたところに、もう一人の左のエースが
自分の方に寄ってきて一言・・。

「今日の先発は、俺じゃダメだったんですか～？」そんなみたいなこと。

「今シーズンの相性だったら、右のエースだ・・。」ってなことは思ったが、
口にしたかどうかは定かではない・・が、左のエースに言われた
その言葉だけは、記憶の鮮明さを今でも保っている・・。


それにしても、驚くべきは「強心臓」である・・。今思い返せば、
どんなにストライクが入らなくても、小手先で取りにいったのは見たことない。
ある日の練習試合でのこと。その左のエースはまったくストライクが入らず、
四死球、押し出し、ワイルドピッチで一人相撲の大敗・・。
それでも全力投球する姿勢は、今でもまざまざと記憶に刻まれている。

「軽く投げてストライクを狙え～。」との助言も聞こえない（聞かない？）かのごとく、
あくまでも全力投球・・。守る内外野手は、まるで仕事なしの試合となってしまった。
手がつけられない状況に、途中から采配を止め、子供たち自身に試合運営を任せ、
自分はベンチを離れ、応援するお母さん方とティータイムを楽しんだという・・。

自分にとって過去にも現在も、このようなピッチャーは出会ったことはないし、
これから将来においても出会えるかどうか・・である。


我らサンガーズで、そのような体験をしながら、階段を駆け上がり、
野球をさらに極め、そして甲子園を目指す「高校球児」となる。
どの子も頑張ってほしいし、甲子園への願いを叶えてほしいのである・・。
しかし、みんながみんな、そうはいかない現実の厳しさも存在する・・・が。

自分にとっては、この子らが「高校球児」となってくれるのが願いであり、
甲子園の夢舞台は一つのステップ・・。
その結果、そんな夢を叶うことができれば、なおさら言うことなし・・だ。





さあ～今年は１００回目の夏を迎える・・。
新たな歴史の１ページが刻まれることになるはずだ。

さ、これからもサンガーズの「高校球児」を夢見て・・。


自分たちに出来る限りのことは全力で応援したいと思う真夏の空なのだ～♪