サンガーズ奮闘記

さて、本日は昨日までの天気と打って変わって朝から晴れ渡る・・。
今年最後の週末を前に好天気に恵まれ、マジに天の神様に感謝を申し上げます～♪





今日午前中、我ら新生チビッ子軍団は本格的な練習を開始。
スタート時には、いきなり練習試合などの申込みがあり、十分に練習もしないまま、
ポジションもしっかりと確認していないまま、個々の戦力を把握できないままの船出に、
今日の練習を機に、新生チビッ子軍団の本格的な始動です～♪

まずはランニングとキャッチボールからスタート。
まだまだ走る力や投げる力は修行がいる・・。鍛えがいがありそうな連中ばかり。
・・そう思うと、否が応にも力が入り、手に持つノックバットをブンブン振り回さずにいられない。

「お～し、しっかりと腕を振って投げろよ～！」って時折、檄を飛ばすかけ声に、
子供らも「さあ～いこ～！」とさらに声を張り上げ、必死になってボールを投げ込む。
当然ながらキャッチボールは基礎中の基礎・・。しっかり投げなければ話にならないのである。

今のこの時期は大事・・。チビッ子軍団の一員としての自覚をしっかりと植え付ける。
去年大活躍した４年生の先輩たちはAパートへ昇格・・。チームの中心となる３年生が
やる気と行動を示していかなければ、下級生（２年生）は戸惑ってしまうことになる。

「あら～３年生がしっかりと引っ張って行けよ～！」 さらなる檄に緊張感が走る。
特にチームの中心となる３年生には強い口調で気合いを入れていかなければなるまい。
チームとして一丸となるには３年生の力が必須・・。このことは３年生も承知の上であろう・・。


次にノック・・。グラウンドが昨日までの雨で多少ぬかるんでいるところもあり、
乾くまでは一カ所ノックを行い、その後はそれぞれのポジションに分かれてシートノック。
このチームではやったことがなかったんで、今日は是非ともやりたかった練習のひとつ・・。

・・ここまでの練習試合、守備力と投手力がイマイチ不安定。
大事なところで四球を連発、ミスが連発・・。自ら相手に得点を献上している。
「打って得点するんじゃない、守って相手に得点を与えないようにするんだ・・。」
練習試合の内容を踏まえ、まずは重点的に強化するのが投手力と守備力。
野球においてもっとも大切な部分の認識と徹底することである・・。

「おら～行くぞ～・・。」 最初は軽めに、そして徐々に強くしていく。
子供たちも最初は緊張していたが、次第に慣れていき、動きが軽やかとなる。
そうなれば、ノッカーのバットにスムーズ。・・さらに回転速度を上げていく。

すると、「お♪」 ミスの回数も減っていき、声もよく出てくる。ノッカーもさらに調子が出てくる。
「もっといけるだろ～♪」 「必死に食らいつけ～！」 ノックするたびに楽しさが増してきた。

イージーゴロのミスがなくなるどころか、ベースカバーやカバーリングも精度を上げてくる。
そのポジションでの役割を頭だけじゃなく体に覚えさせる・・。
ミスした場合は連続で速い打球を打ち、ミスしたところの修正をかける。

一度や二度じゃ済まない・・。体に染み込むまで連続ノックは止められない・・。
・・ふと、時計を見るとゆうに１時間以上はノックバットを振り続けた。


シートノックを終え、その後は全員スイング・・。かけ声とともに必死にバットを振る。

「何か、久し振りに練習したって感じだったな～。」とタオルで汗を拭きながらつぶやくと、
隣で聞いていた父兄が「今日の練習は中身が濃かったよね～♪」 少し満足そう・・。
「今の時期、夕暮れも早いんで、休みの時にはたっぷり練習も必要であるね。」
「うんうん・・。」 わずか２時間半の練習ではあったが、父兄も充実感を感じている。


・・練習後のミーティング。子供らの髪が汗で濡れている。
「今日の練習は良かったね♪ これからもこの調子で頑張っていこう～。」と締める。
「はい。」 子供たちも今日の練習に満足したのか、声のトーンが高い・・。

なんか、やっとスタートしたな～と自分も実感・・。新生チビッ子軍団の本格的始動である。


・・これから１年間、彼らの成長に大いに期待できそうだ～♪