てぃーだブログ › サンガーズ奮闘記 › 一丁目1番地・・。

2025年04月24日

一丁目1番地・・。


先だって、教育分野とスポーツ関係者が一堂に集う会合に参加したのだが。

「沖縄県において児童生徒の学力は深刻レベルである・・。」 そんな話題。
ま、たしかに全国学力テストとなると、いまでも全国順位の下位あたり。
小・中学校等の関係者やPTA関係者等、子供らを抱える親御さんたちも含め、
その事実は真摯に受け止めざるを得ない現状なのだという・・。

そんな中、去った5,6年前の話を思い出した・・。
「部活動に熱中することはひいては家庭学習の機会を失い、学力低下の
 一因とはなってはいないか・・。」 ある教育専門家のそのような提言が
我々部活関係者を震撼させたことがあった。。部活動の時間が長いし休みがない、
週単位で見ても部活動が子供たちの意識の大半を占めているなどなど。
一日(1週間)の中、どれだけ学習に向けられる時間が確保されているのか?
つまり、部活に傾注し過ぎってことを言っているのであろう・・と思う。

また過去にあった学力向上・推進等を検討する会議においても、
「部活動の終了時間を遵守させるにはどうしたらよいか。」とか、
「熱中する指導者の在り方について研修会を実施したらどうか・・。」などなど。
あたかも「部活動=学力低下」的な構図が成り立っているかのごとく、
ことさら、「部活悪」と烙印を押されそうな雰囲気になることを懸念・・。

そのような会議に招集されるたびに、長年、部活動に携わってきた
自分にとって、耳の痛くなる内容となっているのだ・・。


一丁目1番地・・。


今更、改めて言うことでもないが「学業と部活」の両立は大事なことである。

学生(児童生徒)とっての本分は勉学であり、まさに「一丁目1番地」・・。
それをないがしろにして、部活動に熱中するのはもってのほか・・ということ。
「学校の勉強や家庭学習はしっかりやっとけよ。」 いつもの常套句。
まあ~部活動(スポーツ)を通じて何かを一心に取り組む姿勢を育てることは
大歓迎だが、勉学を疎かにしてまで・・となると少し話は違ってくる・・。

当然だが、このことはどのスポーツの指導者も念頭に入っていなければなるまい。

しかし、そのような懸念を抱かすような実態が存在することも事実。
全体練習終了後、夜間練習を行うなどの過度な練習の実施や
過密な練習試合の日程、学校行事はもとより、地域行事に参加(協力)せずの
部活最優先などなど・・。そのような事実もあるってことも度々聞こえてくる。

そのようことを考えると、「部活悪」と言われても仕方ないこと・・。
これまでのことを振り返り、我々は大いに反省をしなければならないのだ。
そのような「部活悪」の雰囲気から脱却するためには、まずは部活指導者である
我々から「襟を正す」ことをしなければ懸念は払拭されないのである。

いつも子供たちに口酸っぱく言う・・。「誰にも文句言われずに野球をやれ。」と。
こうなれば学業にも力を入れ、それなりの成果を上げると同時に、
部活動(スポーツ)を通じて、青少年の健全育成にもしっかりと取り組む。

普段から子供たちに声かけしているとおり、我々指導者が自ら率先して
実践を心がけ、さらに父兄も巻き込み、「誰にも文句を言わせず・・。」
いわゆる我らの「一丁目1番地」を完遂しなければならない。

誰かが頑張れ~ではなく自分たちのこととして捉え、取り組む意気込みが必要。

スポーツもできて勉強も一番・・。その上、生活態度もキッチリしている。
さあ~そんなカッコよさを目指そうではないか・・。


さあ~関係者の皆さんの最大限のご協力をお願い申し上げたい。







Posted by UMUサン at 22:10│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。