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2018年09月05日

決意表明・・。


本日、「平成30年度九州ブロック地域福祉研究会議」に向け、出発します。

しかし、台風21号が日本列島に猛威を振るう中、被害状況が心配されるが、
今年、台風の襲来が例年になく多い感じがして、各地にもたらす災害等について、
大きな話題となるかもしれない・・。このタイミングの開催に地域で何ができるか、
何が必要かを我々福祉関係者に大きなテーマを投げられているのである。


さて、この研究会議は2年に1回の割合で九州各県の持ち回開催となっている。
一昨年は宮崎県宮崎市で開催し、九州各県より約1000名余りの参加者が集結。
今年は、福岡県福岡市での開催となり、我が沖縄県内より約30名の社協関係者が
参加する予定となっているのである・・。

「新たな協働による地域福祉のあり方」・・。これが今研究大会のテーマとなっている。

ご承知のとおり、我が国は近年、少子高齢・人口減少社会の到来とともに、
経済的貧困や社会的孤立等の社会問題が深刻化する中、地域における
「つながり」や「絆」の大切さが見直され、その再構築に向けた取り組みが
求められる状況下において、一層地域の様々な関係者の「協働」による
支援体制を強力に進めていかなければならないのだ・・。


そんな新たな生活・福祉課題に直面する中、生活困窮者自立支援制度など
各種福祉制度等、法整備は進むものの、実効力のある解決を図っていくには、
何よりも地域の力も必要となるのは必須であり、いかに地域の力を融合していくか
そのことに大きな命題がかかっているのだ・・。

実際に、我々も普段の業務の中で様々な生活・福祉課題に直面しており、
日々その対応に四苦八苦の右往左往で七転八倒を余儀なくされているのだ

そんな時、どんな法整備や各種制度、あるいは仕組みよりも
「地域の力」こそが大きな力を発揮する・・ってことだってあると実感しているのだ。


我々の支援の基本に、「地域の課題・問題は地域で解決する。」ということがある。

一昨年の宮崎大会にて4月14日に発生した「熊本大地震」の災害支援派遣に
行った災害地復興支援職員の報告会での話・・。
全国各地から駆けつけたボランティアや復興支援に集まった支援者の中、
一人黙々と頑張っていた地元のおばあちゃんに支援者の一人が声をかけた・・。
「自分たちがお手伝いしますので休んで下さい・・。」と。
すると、瓦礫を片づける手を休めることなく、こう優しく返答したとのこと。
「自分ら地元が頑張らないと本当の立ち上がり(復興)にはならない・・。」

そんな言葉に、「地域の課題・問題は地域で解決する。」との意味を強く痛感した。


決意表明・・。


「地域の課題・問題は地域で解決する。」 そのことをやはり基本としなければならない。
そのことは、地域だけに任せればいいとか、我々専門職が主導するとかのことではない。
目の前の課題・問題を自分たち(地域)のこととして捉え、協働することが必要なのだ。


我々は福祉を生業(なりわい)としているところではあるが、その力は微々たるもの。
地域の方々を始めとするいろんな方々の力を結集してこそ大きな力となるのだ。
我々の微々たる力を大きな力へ変換するため、鋭意努力を惜しまない所存である・・。

少し、堅苦しく難しい話になって申し訳ない・・けど、研究大会に向け、
自分のひとつの決意表明として受け取っていただければと思います・・。


・・・それでは、しっかりと勉強してきます~♪





Posted by UMUサン at 07:45│Comments(0)
 
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