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2024年09月08日

みんながメンバー。


まあ~チームにとって父兄の協力は不可欠な訳でありまして・・。
しかし過度(強制的)な協力体制は時には不協和音を生み出してしまう。

今シーズンも9月後半から11月中旬にかけての後半戦に突入する
そして11月のブロック冬季大会が最後の公式戦となり、これにて今の6年生も
学童野球は無事に卒業ということになる・・。ちょうどこの時期と言えば、
来シーズンを見据えたチームづくりを頭に入れつつ、新たなメンバーなども入団し、
フレッシュな顔ぶれが揃い始める・・というところだ。

以前、このような相談を受けたことがある。とある他地域から編入してきたお母さん。
我が屋部小学校に転校してきて間もなく、まだ友達も少なく父兄同士の交流も少ない。
「野球をさせたいと思っていますが・・。」そう前置きされ、そのあとの言葉が意味深。

「常に親がついていないといけないですか?」自分の顔を覗き込むその視線は、
どのような返事が来るのか急いでいるようにも思える。
「あ、いや、ずっと・・ってことでもないが、たまには応援に来てやってほしい。」と。
そんな自分の返事に少し安堵の表情を見せたのが印象的である・・。
詳しく聞けば、編入してくる前の地域で別のスポーツクラブで活動していたとのこと。
その時、父兄の関わりや役割が強くて、父兄同士の関係に悩まされていたらしく、
この地にやってきて子供が野球をやりたいと言ってきたもんだから、どうしようかと
少々不安になったということである・・。

「あ~そうですか・・。」 その話に自分たちの場合はどうだろうか?と脳裏をよぎる。

特に週末は大方練習試合が組まれ、送迎やら飲み物の準備やらで父兄が動員・・。
チームの決定に断ることができない・・。仕事の休みがほぼ野球で潰される。
たまに土日の仕事もあるので、その時はお手伝いできず、他の父兄の視線が気になった。
下の子はまだ小さいので遊びに連れて行きたいが、野球優先でそれもままならない。
「クラブ活動で家族の時間が持てないんです・・。」 切実な気持ちが伝わる。
「・・。」 返す言葉もなく、腕を組んだまま話を聞くことしかできないのである。

・・はた、自分たちはどうだろうか?
家族の時間が持てないほど部活(野球)に入れ込んでしまっていないだろうか?
「・・・。」 練習試合や日頃の練習を思い浮かべながら考え込んでしまった。

たしかに週末は練習試合を積極的に組んではいるが、地域行事を優先させているし、
そのことはスタッフや現役の父兄と確認し合って相談して決めているつもり・・。
「家族の用事がある場合はそれを優先しなさい。」そう伝えているし、
送迎や飲み物準備などはお互いの事情を汲みながら助け合っている・・とは思うが、
実際のところ、父兄の皆さんがどう感じ思っているか、正直気になるところ・・。

「父兄の皆さんはそれぞれの都合を良く理解して協力的に助け合ってやっているし、
 仕事など忙しくて参加できないからといって批判はない・・と思っています。」
自分の感想にそのお母さんの表情がパッと明るくなったような感じがした・・。

結局、そのお母さんと子供は無事にサンガーズに入団し、楽しく卒業してくれた。


みんながメンバー。


我らサンガーズに新たな仲間として増えることは嬉しく楽しみなことであり、
そして次世代のチームを担うメンバーとして大きな期待を寄せている・・。
もちろん強くなりたいが、それ以上に子供らや父兄の繋がりを大切にしていきたい。
このことを一番に考えていかなければならないはずだ・・。

改めて、父兄も子供たちも引っくるめて、みんなメンバーなのであり、
そう・・。時代が移り変わろうともこれまでどおり楽しく続けたい・・と願っている。


今週末も子供らの頑張り、そして父兄の皆さんの絶大なるご協力に感謝申し上げたい。







Posted by UMUサン at 23:10│Comments(0)
 
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