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2024年04月28日

守備力の功罪・・。


さてさて・・。どのチームもそうだと思うが、日々の練習を行う中で、
守備練習に力を入れ、そこを鍛えるかどうかでチームの浮沈に大きく関わる。
まあ~どんなに得点を重ねても守りが疎かで失点されっぱなしでは、
大味なゲームとなる・・。結果、レベルの高い試合内容には程遠くなる・・。

逆に最小得点かつ最小失点の内容ではゲーム自体が引き締まり、
緊張感が漂う好ゲームとして多くの観客や関係者を魅了する・・。

やはり・・。守備力向上っていうのは欠かせない重要な要素となるのだ。


守備力の功罪・・。


そんな好ゲームを目指すってことでもないが、イージーゴロが捕球できない、
捕球した後の送球がいただけない、次のプレーにつながらない、カバーリングが
できていない・・など、守備の課題を克服することは全体のレベルをあげること、
ひいてはチームとしての完成度を測る目安となるのではないだろうか・・。

いつの日かの練習後のミーティング・・。
「確実にアウトにできるのはアウトにしないと。」 単純に守備のミスが出れば、
深いため息とともに言葉が出る・・。たしかに懸命にプレーしていることだと思うが、
いかんせんミスが多発すれば、チームの雰囲気も下がってしまうこと間違いなし。
チームの勝利どころか、ゲームそのものが崩壊する恐れがあるのだ・・。

日頃から「バッティング練習は?」 なんて言うがそれどころじゃない。
このままだと10点取っても11点取られるぞ・・。」 そんな状況を想像する。
うまくいかない守備力を眼前にそのような状況を想像するのに難くない。

しょぼくれている(?)子供たちに向かって、
「例えばだ、守備を頑張って相手に1点もやらないってことは
 自分たちが点を取ることができなくても 負けることはないってことになる。
 いや、無失点でなくとも、最少得点で乗り切ることができれば、それだけ
 攻撃に対する負担も少なくて済む・・。勝つチャンスが広がるってことだ。」

「それと、打撃は相手投手の力に左右されるが、守備は自分らの練習次第で
 上手にも下手にもなれる・・。つまり本当の自分たちの努力が試されるのだ。」

振り返れば、我らのチームは「打力」のチームの印象が強いが、
実は投手力を中心とした着実な守りのベースに・・との意識付けがある。
高学年となって打力に磨きをかけたが、低学年時は徹底的に守りを鍛えた。

当然ながら投手力を中心に守りを主眼においたチームづくりを心がけ、
それがまさしく「攻撃的」へと転化したきっかけとなったのではないか。


相手投手の力量が優れ、打線が沈黙しても悔やみは少ない・・。
むしろ、相手投手の素晴らしさを称賛することになる。
しかし、守りのミスは自分自身の努力に帰結するものであって、
ゲームにおいて守りのミスの悔やみは多大であり、
そのことはひいては日々の練習の在り方に直結するもの。

守りのミスが多ければ多いほど、練習に対する姿勢が問われることになる。
それほど、「守り」というのは重要な基礎となるのは言うまでもなく、
安定した「守り」は、攻撃力に安心を与え、ひいてはチーム全体の力へと
発展させることができるのではないか・・。そう思えてならないのである。

ま、守りへの努力のみがすべて練習の努力の対価や成果ではないが、
何かひとつを成し遂げることで自分らの頑張りを示していきたいものである。

打撃を活かした力をもって勝利を目指していくこともありきだが、その打撃を
優先するがあまり、どこかで守備を疎かにする雰囲気が充満してきたとなれば、
やがて大きなしっぺ返しに見舞われやしないか・・と、ある種の不安がよぎる。


ここに来て・・。今一度、守備の力の大切さを見つめ直していく必要がある・・。






Posted by UMUサン at 21:15│Comments(0)
 
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