サンガーズ奮闘記

先週金曜日、滅多に連絡の来ない凛太朗からLINEの一報・・。
「東海選手権優勝して全国大会決まったよ～♪」とのこと。








《・・愛知学院大準硬式野球部のブログから少し拝借しました・・。》


いきなりの報告に思わず声をあげた。
「おお～！すごい。やったね。おめでとう～。で、全国大会はいつ・・？」 ３秒で返信。
「ありがとう。確か８月だったはず！」 凛太朗も４秒ぐらいで返事が戻ってきた。

「すごいね～♪」 おかんに報告すると同様に笑顔が浮かぶ・・。
さっそく、そのことを確かめようと愛学準硬式野球部のブログなどを開く。
すると、優勝した瞬間の動画や画像がいくつか掲載されている・・。

その中から凛太朗の姿を目を皿のようにして探す・・。
「おとんが探してみて。」 おかんのスマホに映し出されたブログを手に取る。

興南高校時代、１００名余りの同じ格好の部員の中から立ち方や投げ方、振る舞い方から
凛太朗を瞬時に探し当てた実績を持つ・・。「どれどれ・・。」 おかんのスマホを見つめる。

「あ、これじゃない・・。後ろ姿や立ち方が太朗だし。」 小さな画像から特徴を掴み取る。
背番号「４５」が優勝した瞬間の歓喜の輪の中にしっかりと映し出されていた。

「背番号４５番はお前か～？」 再びLINEに文字を走らせる・・。
「そうだよ～♪」 やはり、自分の実績は本物であるな。


「よし！日程が合えば見に行こうかなって思っている・・。
近くになったら詳しい日程を教えてね。」 こちらも負けじと３秒で返信。

愛知学院大学に進学が決まった時、「野球はやらない・・。」って全ての道具を残してきた。
しかし友達に誘われ、自分の中でもまだ野球をやりたいとの気持ちが捨て切れなかったのか、
勉強とバイトなどと両立できる準硬式野球を選択したのだ・・。

ほとんど野球に関しては情報なし。・・こちらから連絡しなければ連絡はない。、
いや、野球どころか向こうの生活状況もちゃんと把握できていないし。
まあ～話題にあがるのは、出費のある年に一度の久米島遠征の話の時だけ（笑）。
本人からの連絡がない中、インターネットで愛学準硬式のリーグ戦を検索すると、
たまに指名打者で出たりとか、代打で出たりとか試合結果から見つけ出す・・ことぐらいか。

ならば、一度はリーグ戦を観戦したいと常々からチャンスをうかがっていたのである・・。


「いいけど。今回はベンチに入ったけど、全国は入るか微妙だよ（笑）」 返信に少し間が空いた。

「いいさ。頑張っていれば・・。とにかく一度は見に行きたいと思っていたので。
全国大会は絶好の機会さ・・。これからも引き続き、頑張れよ～♪」 自分はすぐさま返信。

さあ～全国大会は８月２１日から香川県で開催するらしい・・。情報はバッチリつかまえている。
マジにチャンスであれば、香川県へと向かう気持ちは十分にあるのだ。

ただ、日程が合うかどうか・・。しかし、夏休みの楽しみがひとつ増えたようなもんである。


ベンチに入っているいない、試合に出ているいないなんて、そんなことは構わない。
ただ自分は昔のように、彼の頑張っている姿を見たいだけなのだ。





・・ユニホームは違えど、純粋に野球を楽しむ彼の姿には変わりはないのである・・。