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2015年10月21日

孤高の実践者・・。


騒がず、慌てず、黙々淡々と仕事をこなす職人技・・。
我らチビッ子サンガーズの守りの要、宮城元(4年)その人(子?)である。


孤高の実践者・・。

孤高の実践者・・。

孤高の実践者・・。


幾分、騒ぎまくるチビッ子軍団の中にあって、常に沈着冷静の虎視眈々。
彼の存在はチームを引き締め、一つになるための大きなスパイスとなっているのである。

・・当然、プレースタイルもいぶし銀。「う~ん。」うなされることしきり。

1死2,3塁の大ピンチに、バックホーム体制の前進守備のゴロを捕球すると、
本塁をうかがう3里ランナーを牽制し、その後すばやく1塁へ送球。
そんな元のプレーに3塁ランナーは動けず・・と幾度となくピンチを救う。

はたまた、ショートとレフトの間に落ちそうな小飛球を向こう向きの背走キャッチ。
この素晴らしいプレーには、自軍他軍関係なく、大きな拍手が沸き起こったこともある。

バッティングにしてもそうである。
我らチビッ子軍団、不動の1番バッターで切り込み隊長。
打って良し、バントして良し、走って良しの3拍子。
「お前の出塁如何によって得点力が決まるな~。」なんて台詞は常套句。
攻撃においてもキーマンとなっているのは、誰もが思っている周知の事実である・・。


先だっての「第19回山浩JRベースボールトーナメント」の初日。
初戦の辺野古タートルズ戦で、圧巻の走塁を披露し、周囲を驚愕させた。

1回裏の攻撃時、1死1、3塁と得点のチャンス。
1塁ランナーに胡珀だったと思うが、3塁ランナーには元が本塁をうかがう。
相手ピッチャーが1塁へ牽制した隙に、3塁ランナーの元が本塁へ突入を敢行。
慌てたファーストがキャッチャーへ転送しても間に合わず、ホームインで得点をあげた。

「・・・・。」ベンチで一部始終を見ていた我々は思わずポカ~ん・・。
後ろで見学していた父兄が近寄り。「あんなサインってあるんですか~?」と質問。
「・・いや、チビッ子たちにあんなサインを作るわけがない・・。」両手を広げる。

以前に、うるま市の優勝チームと対戦したときのこと。
無死2、3塁とピンチに追い込まれ、我らのピッチャーの何気ない2塁牽制を見て、
3塁ランナーがホームに突入し得点されたというシーンを思い出した。

あれは高学年チームという選手の走力であったり、判断であって可能なプレーであり、
まだまだ走力や判断力が熟成していないチビッ子ではなかなか見ることができないものである。
チビッ子に「やれ・・。」と言ってもすぐには出来るもんではないだろうし、
ましてや、そんなプレーをやるって発想も浮かばないのではないだろうか・・。

「・・なんかあれ。」 ベンチに帰り、ヘルメットを脱いでいる元に確認すると、
「へへへ・・。」 してやったりの笑顔満面である。
・・こいつは、自分らさえも思い浮かばなかったことを狙っていたのか・・。

しかも。「監督~、やっていいですか~?」なんて相談もなし(泣)。
恐るべきは、その「実践力」である・・。


まあ~、子供たちには常日頃、伝えている。
「野球は点取り勝負。次々と塁を進め、ホームに帰ってくれば得点となる。
ヒットであろうと四死球、ワイルドピッチであろうと、塁を進んでいくことが重要。
走塁は自分たちにとって大きな武器になれば、相手にとっては驚異にもなる。」と・・。

そのことを常に考え、実践しているのが、何と言っても元なのである。

彼のプレーは他の子供たちを触発させ、その姿勢はチームに欠かせない。
しかし、彼は誰にも伝えない・・。常に自分の実践を通して示していくのである。

う~ん、我々もそんな彼に学ばなければならないことが多々あると痛感。


・・「孤高の実践者」であるが故、身を持って表現しているのだ・・。





Posted by UMUサン at 21:45│Comments(2)
この記事へのコメント
おはようございます。

ちょう~かっこいいぜ!

元くん>>>>

今が旬だぜ>>五郎丸、、みたいぜ!!
Posted by 隣りのおじさん at 2015年10月22日 08:36
** 隣りのおじさんさん こんばんわ♪ **

なかなか玄人好みのプレーを見せてくれます。
特に守備、走塁は高学年に交じっても通用する・・かもです。

これからもますます磨きをかけ、野球ファンをうならす
プレーを魅せてほしいですな~♪

今後の彼の活躍と成長に期待です~。
Posted by UMUサンUMUサン at 2015年10月22日 21:58
 
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