サンガーズ奮闘記

・・まだ、梅雨は明けていないと思うが、ここ２、３日のこの天気。
梅雨が明けたのかと錯覚してしまうような晴天ｊに、夏本番を思わせ、心が躍る・・。

夏本番で心が躍ると言えば、今週末に迎える「第４２回中学校夏季総体」もすぐ目の前。
最後の大舞台に、中学校での集大成をかける思いは、子供たちも父兄も一緒であり、
そんな思いを感じると、胸熱く、心が躍らない訳がないのである・・。


さて、毎年この時期恒例の「屋部中女子バレー部栄養会」を開催しました。

迎える夏季総体では、持てる力の全てを出し切り、悔いなく戦ってほしいとの
保護者の熱い願いと、子供たちの闘志溢れる決意を確認するべく、集結した・・。

まずは美味しい料理に舌鼓みをうち、キンキンに冷えたビールと芳醇な泡盛に酔い、
そんなアルコールが程よく体中を駆け巡ると、保護者の熱意はさらにヒートアップする。

毎年そうだが、夏季総体直前となると、我々保護者は情緒不安定状態に陥る。
「うちらの普段通りの実力を発揮すれば絶対に大丈夫のはずだ。」と思ったり、
「・・いやいや、最後の夏は何があるか分からない・・。」なんて急に心配になったりと、
思考回路は右へ行ったり左へ行ったり、はたまた上下方向へも大きく揺れ動く。

時には、誰となく確認しないと収まらない場合もあったりして、
「今度の夏季総体は大丈夫だよね～？」って顧問先生に聞いて、
「いやいや。なかなか初戦からヤマ場ですよ・・。」ってな答えが返ってくると、
もう～目を点にして、ビールでも飲み干さないと気持ちが落ち着かないことも多々。
・・ま、今から騒いでもしょうがないことではあるんですがね～。


そんな保護者の情緒不安定さをよそに、当の本人たちはいたって冷静な様子。
いつもと変わりなく、がむしゃらに食べたり飲んだりしゃべったりの縦横無尽・・。
最後の夏を前にしても、緊張感はどこ吹く風の風来坊、まさに度胸がすわっている。

・・実は告白するが、先だっての「北部新報杯」の準決勝、宜野座中戦。
セットカウント１－１で迎えた第３セット・・。
序盤の大量リードから徐々に攻め込まれ、２点差まで追い上げられた終盤、
まともに試合を観戦できなかったのである（泣）・・。

会場となった２１世紀の森体育館２階の観客席の窓側にある黒いカーテンに隠れ込み、
我々応援団の歓声が上がると得点したものと認識して、黒いカーテンから顔を出し拍手・・。
第３セット終盤は、その動作に終始した始末。・・・ほんと、情けない話である。

まあ、野球ではそんなことはしないのだが、
ことバレーボール（あかり）の応援に関してはそんな状況なのだ・・。。


たしかに、最後の夏をどう戦うかは彼女らが一番分かっていることであり、
ここ２年半で培ってきたものを実感できているからこそ、今の姿に反映されている。

・・そうだ。やるべきことはやった。あとは悔いなく、思い存分暴れるだけだ・・との思いであろう。





あかりも戦闘モード・・。短い髪をさらに前後ろ共にバッサリ。ショートヘアーに仕上げた。
何かしら、戦場へ向かう兵士の「ヘルメット」のようにも見える・・が。（あ、ごめん。）

そんな彼女の姿は、我々のような情緒不安定さは微塵もなく、今は一直線に前を向く。
突っ走るべき道を全速力で駆け抜ける思いだけであるはずだ・・。
自分らは置いてけぼりを食らわないよう、必死についていくしかないのである。

残すはあと２日・・。我々も迷いや不安を断ち切り、子供たちを信じるのみ。


最後まで子供たち同様、ビビることなく、目に胸に焼き付ける決意をお誓い申し上げる・・。