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2018年07月30日

まるで清涼感のような・・。


去った「第21回ゆんたんざ杯大会」 初日でのこと・・。

自分らの試合が終わっての次の試合の帯同審判・・。
うるまブロックチームと嘉手納読谷ブロックチームの2塁塁審を任された。
何とも公式戦の審判員は久しぶりのことで、緊張している上に
この日の猛暑も相まってもう~立っているのもやっと・・。
しっかりと意識を持たなければと踏ん張っていた。

イニングの攻守交代の合間、うるまブロックチームから給水をいただいた。
しかも冷たいおしぼり付きで何とも癒やされる。火照った体が生き返る。

「ありがと~♩」 冷たい飲み物とおしぼりを届けた子に感謝の意を伝えると、
「暑いですけど頑張ってください・・。」 笑顔をそう声をかけられた。
「・・・(うるうる)。」 冷たい飲み物やおしぼり以上に癒やされる感じがした。

すると、冷たい飲み物とおしぼりを届けてベンチに帰る途中、
自分のチームのショートやサードの子らに「しっかり行こうぜ~。」 声をかける。
戻っていく背中を見れば二桁番号・・。「控えなのか。」 勝手に想像する。

その子が攻守交代時に自分のところに飲み物とおしぼりを届けてくれる。
「学校はどこ?」 「チームの部員は何名いるの~?」 いろんな会話を交わす。
「はい、かくかくしかじか・・。」 自分の質問に丁寧に答えてくれる・・。
「~♩」 何かしら、イニング毎の給水タイムが待ち遠しく、楽しみになってきた。

まあ~まったくの想像ではあるが、試合に出場できず、控えに甘んじている中、
ベンチでは個々の選手に声をかけ続け、なおかつ給水係に専念している様子。
しかも、給水の合間に審判員にも声をかけてくれる様が何とも微笑ましく映り、
その子が何となく「気になる存在・・。」になってきたのである。


さて、試合は中盤あたりまで1点を争う一進一退の攻防・・。白熱している。
後半、その子のチームがチャンスをつかみ、一気呵成にたたみかけている中、
四球で出塁したランナーの代走としてその子が登場してきた。
「お♩」 ま、気になる存在ではあるが、当然えこひいきはしない所存。
すると、相手投手も代走となれば盗塁を警戒し、何度も1塁へ牽制球を投じる。
その子がヘッドスライディングで帰塁。真っ白なユニホームが一瞬で真っ黒になる。

そして盗塁を試み、キャッチャーも送球できず成功・・。あえて視線を合わせない。
次打者のセンター前ヒットで2塁から一気にホームへ突入。間一髪セーフ!
ホームベース上でのスライディングにまたもやユニホームが真っ黒となる・・。

そのまま守備につき次の回、打者として登場し、ヒットを放つ・・。歓声があがる。
純粋に、「気になる存在」のその子の活躍が嬉しくなってしまったのである。

そしてその子のチームが見事に勝利。二回戦への進出を決めた・・。
試合終了後、グラウンドで整備している姿を見つけ、声をかけた。
「給水のおかげで、どうにか持ちこたえられたよ・・♩ ありがとね。」
すると、日焼けと泥だらけの顔が笑顔となり、丁寧な会釈をいただいた。


まるで清涼感のような・・。


・・暑い中での冷たい飲み物とおしぼりは本当にありがたい。


まるで一服の清涼感のような・・。その子の心遣いにも最大限感謝・・。





Posted by UMUサン at 21:45│Comments(0)
 
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