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2017年09月19日

真剣勝負・・。


さて、先週日曜日(17日)は「平成29年度屋部小学校運動会」が盛大に挙行・・。
素晴らしい曇り空(?)の下、子供たちが見事な演目を披露してくれました~♪


真剣勝負・・。

真剣勝負・・。

真剣勝負・・。


幼稚園児の可愛い徒競走に始まり、各学年による見応えのあるかけっこや総力リレー。
5年生の組み体操・空手に小学校最後の運動会となった6年生の迫力のあるエイサーと
会場は割れんばかりの歓声と拍手に包まれるなど、どの演目も素晴らしいものであった。

その中で、特に注目が集まったのは、6年生親子による「親子リレー」・・。
約20組余りのエントリーがあり、お父さんやお母さんたちの日頃の運動不足が露呈する
この演目に、何か大きな出来事が起きるかも・・との期待感を持って見守ったのである。

プログラムが進み、午前最後の演目となる親子リレーが近づくにつれ、会場いっぱいに
埋め尽くされた観覧テントからは異様なまでの緊張感漂う空気が流れ始める。
たぶんに親子リレーに出場する親たちの覚悟を決めかねる「ため息」が漏れていたのだ。

そして、次第にスタート門に親子リレーに出場する精鋭たちが続々と集結し始める。
しかし、足取りは重そう・・。これから臨む一世一代の大勝負を前に心境はいかほどか・・。

するとそんな中、一人のお父さんが整列した前に立ち、何やら気合いを入れている模様。
見れば、我らサンガーズ軍団の応援リーダー、リーキー団長ではないか~。
「みんな~頑張るぞ~!」ってなことを叫び、腰の手をあて、握り拳を天に突き出している。
そのかけ声につられ、参加者であるお父さんやお母さんが一斉に雄叫びを上げている。

まるで、リーキー団長自身、親子リレーへ出場する不安を払拭するかのようなその姿に、
何かしら胸が熱くなるものを感じると同時に、さらに面白い出来事が起こりそうな予感にさせる。

まずは、子供2人と親2人の組に注目・・。この組には智大一家が参戦・・。優勝候補の筆頭だ。
その第一走者を努めるのはサンガーズ父兄きっての若手、お父さんであるとーもー副団長。
スタート瞬間、号砲と同時に若さ爆発のスタートダッシュで、第1コーナーあたりですでにトップ。
その脚力は群を抜き、後続を寄せ付けず、トップで第二走者のるうか(妹)にバトンパス。

るうかは、後続に追いつかれつつあったものの、どうにかトップを維持し、第三走者へパス。
第三走者は、お母さんのあーすー女史・・。一番勝負どころとなる区間なのだ。
バトンを受け取った時には2位とほぼ同時。しかし、第2コーナーから第3コーナーの間で、
トップの座を明け渡してしまうも、今まで見たことがない粘りの走りを続けてアンカーにつなぐ。

待ち受けるアンカーは、我らサンガーズの俊足好打のトップバッター智大だ・・。
2番手でバトンを受け取るも、早くもトップに迫る勢い。第3から第4コーナーで追いつき、
最後の直線で一気に抜き去り、逆転トップでゴールテープを切り、優勝を成し遂げた。

我らサンガーズ軍団、幸先良く一勝をあげることができたのだ~♪


続くは、子供1人と親2人の組・・。同じ組に胡珀一家、元一家、そして皓太朗一家が参戦。
同じ組にサンガーズ父兄が雌雄を決するとあって、最注目のレースとなったのである。

スタートはお母さんたち・・。この区間にカーミー先輩、かーなー女史とさつき女史が対決。
日頃は同じチームで手を取り合い、子供らに声援を送り続ける中ではあるが、この日は別。
一家の威信をかけて戦うライバル同士・・。スタートラインに立った時から火花が散っている。

そして号砲一発、まずはカーミー先輩が身体ひとつ抜け出す・・。スタートは遅れたものの、
その年齢を感じさせない馬力は、日頃から鍛えたバレーボールと人生の荒波を耐え抜いた
度胸が成す賜物か・・。空気をつんざき、土煙をまき散らしながら獲物を狙う狩人のごとく、
猛然と突き進み、追随を許さない。台風の余波となる強風さえ、ものともせず走り抜く。

一方、かーなー女史とさつき女史は、後方で最下位争いを繰り広げている。
遙か彼方走り去ったカーミー先輩の姿も次元の違う世界へ行ってしまったのでマイペース。
この二人の戦いは、誰が早いかではなく、誰が遅いかに注目する。・・ま、どっちもどっち。
果たして、この日で第二走者へたどり着けるか・・との憶測まで出るほどのその走りは、
緊張感MAXであった親子リレーの雰囲気を瞬時で和ます一服の清涼感さえ感じる・・。

そんな清涼感満載の走りをしている中、トップのカーミー先輩は第二走者に近づく。
第二走者は獲物と・・あ、いや、お父さんのまーこー保護者会長が待ち受ける・・。
その親父を弾き飛ばすぐらいの勢いで近づくカーミー先輩から無事にバトンを受け取る。

「カーミー先輩のトップの貯金を自分と胡珀で使い切りながらも逃げ切る・・。」
戦前、そんな作戦を語ったまーこー保護者会長の思惑どおりに、バトンを受け取ると次第に減速。
しかし、貯金をだいぶ溜め込んでいたおかげか、その貯金を少し残してアンカーへ近づく。

後続に、かーなー女史とさつき女史がいることを忘れていた・・。
どうにか今日中に第二走者にたどり着き、かーなー女史はお父さんのリーキー団長へ、
さつき女史はお父さんのせいごコーチへバトンパス・・。すると、せいごコーチが一気にスパート。
先ほどまでの清涼感的な走りは吹っ飛び、トップのまーこー保護者会長を猛然とロックオン。

この元一家は、スタートの清涼感的な走りを第二、第三走者で追いつくという作戦・・。
先行逃げ切りか、果たして後半追い上げか・・。勝負はいよいよ大詰めを迎えた~。

片や、皓太朗一家の作戦は・・?たぶん、走る前の「気合い入れ」がメインであっただろう。
走るリーキー団長は、「気合い入れ」でエネルギーを費やしたのか、走りに精彩さを欠く。
勝負の行方は、もはや先行逃げ切りの胡珀一家か?後半追い上げの元一家なのか・・?
その2家族に優勝が絞られてきたと言っても過言ではない・・。

そして第三走者、胡珀と元にバトンが渡り、いよいよアンカー勝負となる。
先に胡珀が飛び出し、続いて元が後を追う・・。その差は約4~5メートルぐらいか。
第4コーナーを回りかけたあたりから元が胡珀に猛追。残すは直線勝負のみ。

結局、胡珀が逃げ切り、悲願の優勝を果たす・・。元一家はあと一歩及ばず・・であった。

そして皓太朗もゴール・・。一生懸命に走りきりました。
リーキー団長は出発前に気勢を上げ、皓太朗がゴールでヘッドスライディングでもやったら
皓太朗一家の作戦どおり、最高潮に盛り上がったのにね~♪

楽しさの中に垣間見る真剣勝負は見応えがあり、見る者を大いに盛り上げてくれた。
そして、レースを終えた後、親たちが見せる一瞬の安堵感の表情は何とも言えない。
順位に関係なく、頑張って全ての親子リレーの参加者皆さんに万雷の拍手を送りたい。

「来年からサンガーズ6年生の親子リレー出場は『強制』とするかな・・。」
そんな通達をしようと画策中・・。

「ええ~、マジか・・。」って悲鳴が聞こえてきそうである。


ま、家族がひとつの目標に向かって一致団結するには、まさにもってこいのイベント・・。
そして、親にしてもここ最近では滅多に体験できない「真剣勝負」をかけると言うことと、
これを機会に運動するきっかけになれば・・と思うといいことだしね・・。


さあ~、また来年も今年以上の「真剣勝負」に期待してやまない・・。





Posted by UMUサン at 19:20│Comments(0)
 
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