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2017年08月16日
「高野山見聞録」エピソード3
さて、「第22回高野山旗全国大会」の3日目・・。いよいよ3回戦へ臨む。
我らサンガーズ軍団の相手は東京都代表の北原少年野球クラブ・・。
・・聞けば何と、東京都大会約1.300チーム中の頂点を取ったチームだと言う。
「マジか・・。」 実績を見ればビビってしまうところであるが、それ以上に驚いたのは、
子供たちの体のデカさ・・である。特に3番を打つ選手は、同じ学年とは思えないぐらい
立派な体格で、「ほんとに6年生・・?」って向こうの監督さんに確認したほどである(笑)。
そして、試合開始・・。マウンドに先発として上がったのは智大(6年)・・。
左のエース胡珀(6年)とも考えたのだが、初戦を2日間にわたり消化したうえ、
しかも、完投したもんだから少し疲労が蓄積しているように思えた。
初回の相手の攻撃。1死後、ヒットで出塁を許したあと、あの3番スラッガーを迎える。
その打席の2球目・・。もの凄いスイングを振り出しかと思うと、あっという間にライトスタンド。
先制の2ランホームランを献上してしまった。「・・・。」 マジか~。いきなりの先制パンチに、
ベンチと応援スタンドは呆気に取られる。「うん、凄いね。」 もう相手を褒めるしかない。
その後もヒットが続いて失点を許し、初回に4点を先制されてしまった。
その裏、我らサンガーズの攻撃・・。
先頭の1番智大がヒットで幸先良く出塁するも、キャッチャーからの返球でタッチアウト。
2番元(6年)が四球、胡珀が倒れ2死となったが、4番の皓太朗(6年)が四球を撰び、
2死ながらも2、3塁と攻め立てるも5番聖(6年)が倒れ、ランナーを得点圏に進めるも無得点。
なおも、北原少年野球クラブの攻撃は手を緩めない・・。2回表に2点、3回表には1点と、
下位打線までしっかりとバットを振り込み、右打ちが徹底された打線は見事というしかない。
何と3回表終了時で、7対0と大量リードを許してしまう。・・5回コールド負けが脳裏をよぎる。
そんな5回コールド負けの危機を救ったのは、3番胡珀の一撃であった。
3回裏の攻撃・・。1死1塁に元を置いて、打席に入った胡珀の初球だったと思う。
渾身の力でバットを振り抜くと、打球は右中間へ高く舞い上がり、そのままフェンスオーバー。
「おお~!ホームランだ~。」 ベンチや応援スタンドから大歓声が上がる・・。
胡珀の2ランホームランで2点を返し、7対2の5点差あるが、反撃ムードを演出してくれた。
そして4回表から胡珀が2番手としてマウンドに上がるも2死から1点を追加され、8対2となる。
その裏、サンガーズの攻撃・・。1死後、8番竜(5年)に代わり、代打優介(6年)・・。
ここまで我らサンガーズのキャプテンとしてチームを牽引し、頑張ってきた優介の一打に期待。
その打席の2球目・・。レフトを襲う打球が頭上を越し2塁打を放つ。優介2塁上でガッツポーズ。
キャプテンの気合いの一打にベンチや応援スタンドのボルテージは最高潮~♪
反撃開始の狼煙があがる・・。この押せ押せの場面で9番湧斗(5年)に代わり、代打楓太(6年)。
「楓太~行け~!」 多くの檄に楓太の気合いも十分・・。そして気合いの一撃を放つと、
センター横を抜ける執念のヒット~。この代打起用が成功し、1死2,3塁と攻め立てる~。
このチャンスにバッターを1番智大・・。この日も1打席目にヒットを打つなど絶好調だ・・。
そして智大も押せ押せムードに乗り、センター前へタイムリーヒットを放ち。1点を返す。
しかし、後続が倒れ、この回は1点のみ・・。6回には相手に1点を追加され、9対3と劣勢
我らの最後の攻撃も2死ながらランナーを2人出し、粘りを見せたものの無得点・・。
結局、9対3で勝利ならず・・。全国大会2勝目とはなりませんでした。
(ちなみに北原少年野球クラブはこの後も勝ち進み、全国3位となったということです。)
しかし、子供たちは頑張ってくれました。我ら持ち前の打線もそれなりの成果を出せたし、
フィールド、ベンチ、そしてスタンド一体となって相手を攻め立てることができた。
そして、何よりも笑顔を持って試合ができたことは良かったのではないかと満足している。
・・初めて臨んだ全国大会・・。悲願の1勝は我らのこれからの大きな足跡となった。
こんな素晴らしい経験を子供たちに与えてくれたのも多くの方々のご協力とご支援の賜物と
改めて感謝を申し上げます・・。本当にありがとうございました。
「第22回高野山旗全国大会」は終了しましたが、「高野山見聞録」はまだまだ続く・・。
さあ~次回の「高野山見聞録」エピソード4、「サンガーズ軍団大阪上陸編」をお楽しみに~♪
Posted by UMUサン at 21:10│Comments(0)