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2017年07月10日

我らのエネルギー。


・・本当に頭の下がる思いであり、先だっての嘉手納遠征でもそう感じた次第。

学童野球に携わって約16年あまり・・。毎年、そう感じずにはいられないのだが、
子供たちの野球を支えるご父兄の熱き思いは、灼熱の夏の暑さ以上なのである・・。


我らのエネルギー。

我らのエネルギー。


親父達は、日々の練習・部活には仕事の合間に顔を出し、週末毎の練習試合など、
汗だくになりながら、ヘトヘトになりながらも審判員やグラウンド整備に精を出している。
お母さん方は弁当や飲み物などのサポート・・。子供らの体のケアにも心配りを施すなど、
共に頑張る姿に、指導者の一人として感謝を申し上げたい気持ちでいっぱいなのである・・。

「子供たちに一番に関われるのは、この時期(学童野球)しかないぞ~。」 事ある事に言う。
子供らを支えるためにはご父兄の力は不可欠であるという中、無理強いするのではなく、
今まで自分が学童野球に始まり、中学・高校と経験した中にあって感じたことであり、
それを真摯に伝えているのである・・。


これまでいろんなご父兄にご協力をいただいてきた。

我らサンガーズが弱小と名高かった時代・・。ゴールデンウィーク期間中の6連戦。
一戦も一矢報いることが出来ずの6連敗。しかも、合計失点が100点越えの大敗戦。
終わることない相手攻撃に、塁審に立った我々の父兄が熱中症で卒倒する・・。
「自分らの試合の審判は生死に関わるかも・・。」 など冗談めいた心配が現実味を帯びて、
相手チームの父兄にはお願いしにくい状況になるのでは・・と真剣に考えた。

また、自分の長男の出場を心待ちにし、ビデオカメラを持参。最高の思い出のはずが、
ビデオテープ約一本を費やして相手チームの攻撃のみが映し出されていた。
「あら、うちらの攻撃は~?」 ビデオ上映会を肴に集まったスタッフが怪訝な表情を見せる。
「余りにも相手チームの攻撃が長いし、自分らはあっという間なんで・・。」 下を向く。
「・・・。」 お楽しみのビデオ上映会は、いつの間にか心の傷をふさぎ合う慰めの会となる。

まだまだ話は終わらない・・・。キャプテン君の母親が見せた涙が脳裏から離れない。

自分の子であるキャプテン君が腰の故障で長い間、戦線離脱・・。やっと間に合った最後の冬。
最後の試合には出場できたものの、残念ながらチームは初戦敗退の憂き目に遭う。
その夜、子供たちのシーズンの頑張りを労う会で今までの思いの丈が募り、挨拶の時に号泣。
そんな母親の涙の姿にキャプテン君ばかりか、周りの父兄も触発され号泣を余儀なくされた。
・・そこにいる子供たちや父兄全員が涙に暮れた夜があった・・。


子供たちの活躍の裏には、頑張ってきた分の汗と涙と頑張りがある・・。
「お前ら、そのことは忘れるな・・。」 いつの時でもその言葉は自分の常套句となっている。
子供らの頑張りがあればあるほど、ご父兄達のエネルギーとなり、活力となるのである。

今のサンガーズには子供がいない自分にとっても子供たちの頑張りが元気の源になり、
さらに凛太朗や竜誠、あかりの頑張りが自分の元気の源を増幅させているのは間違いない。


今から5~6年前・・。
名護市の友好都市である北海道滝川市よりの学童野球チームを受け入れたことがあった。
その時、我々のチームが交流試合の相手と受け入れの担当に抜擢されたことに対し、
「どうしてうちらに・・?」との問いに、「一番団結力があるし~。」 当時のブロック役員の一言。

嬉しさこの上ないお言葉をいただいたことを記憶していると同時に、
我々のご父兄がこのように評価してもらっていることを今でも誇りに感じている・・。


我らのエネルギー。

《・・灼熱の暑さの中、子供たちのために・・。感謝を申し上げたい・・。》


今夏・・。和歌山・高野山派遣をメインに夏の県大会、うるま市長杯と日程が目白押し。
これまで我らサンガーズが経験したことがない忙しさが待ち受けていることになるだろう。

当然ながら、これまで以上、ご父兄の皆さんの一致団結した協力が必要となるが、
その必死に頑張った分だけ、支えていく分だけ大切な思い出もどんどん重ねていける・・。

さあ~そんな大切な思い出もエネルギーとして、我らの大きな力に代えていこう~。


・・・これからも変わらないご協力とご声援を切にお願い申し上げます・・。





Posted by UMUサン at 22:30│Comments(0)
 
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