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2017年06月27日

安堵のつぶやき・・。

熱き夏の陣を終えて・・。この2日間は野球もお休みにしている。
ちょうど、部活の曜日から外れていることもあって、「・・火曜日まで休みね~。」って通告。
「ええ~・・。」 優勝して乗りに乗っている子供たちから不満の声が上がる・・。

「まあ、少しクールダウンすることも必要だ・・。」 子供たちの勢いを落ち着かせた。
「・・・。」 せっかく波になっているようだが、あえて休むように伝える。
ま、休めと言っても素直に休むとは思えないが、緊張感が続いた状態から解放するのも必要。

しかも、梅雨明けした途端、猛烈な暑さが押し寄せて体がついてこれない・・。
知らないうちに影響が出ているかもしれない。
これから県大会や高野山旗、そしてうるま市長杯など続々とハードな日程が続く。

素晴らしい結果を見せるための鍛錬をしなければならないが、
やはり、子供たちの体調管理も重要・・。しっかりと心掛けないと乗り越えられない。

たまにはスローペースになることもいいもんだ・・。


安堵のつぶやき・・。

《・・笑顔は、勝者と敗者の境界さえ見えなくするのだ・・。》


優勝を決めた夜・・。父兄たちがたくさん集まっての祝勝会。大会を振り返る顔をみんな笑顔。
・・子供たちの頑張りが自分たちに幸せをもたらしたことを実感した。

そんなみんなの顔を眺めながら美味しいお酒と料理、そして雰囲気を堪能していると、
一人の父兄が「監督~、ありがとうございます~♪」 グラスを片手に近づいてきた。
「おお~。本当に良かったね~。」 自然にお互いグラスを重ねる・・。

大会前、子供たち個々の状態やチーム全体の調子を心配していた父兄の一人。
「ま、どうなるかと思ったけど、子供たちは頑張ってくれたよ。」 そう話すと、つい笑顔になる。
足しげに練習に顔を出し、その度にハッパをかけていた姿を思い出す・・。

北部選手権を制し、子供たちの気の抜けた姿勢やプレーに懸念を感じ、危機感を表明。
「この夏の大会こそが正念場・・。我々の真価が問われる。」との意見が一致する中、
常に子供たちに対峙し、妥協することなく精一杯の気持ちをぶつけてきたのだ。

現役の父兄ってこともあるだろうが、自分以上に情熱を投げ続けてきたのである・・。

「そんなに焦らなくともやってくれるよ・・。」 時にはその有り余る情熱を制することもたびたび。
日一日ごと、目まぐるしく変化する子供たちの姿に一喜一憂すると自分たちがもたない。
そんなアドバイスも多々・・。「熱くなるのは仕方ないか・・。」 自分の現役時代を思い出した。

「自分はそんな期待に応えられて、まずはひと安心・・ってところだな。うん。」 正直な感想。
「いや、まだまだこれから・・。もっとお世話になります~♪」 再びグラスを傾ける・・。
「・・・。」 いやいや、これからも大きな力になるのは自分の力ではない。
ますます大事なことは、現役の父兄の皆さんの力ですぞ~って意味を込めてグラスを傾けた。

そんな中、あちらこちらで笑い声が響き、歓声が上がる。
祝杯の夜は笑顔が満開・・。まるで決勝で見せた子供たちの表情と一緒である。

・・そんな風景を見るたびに、何となく無口になっていく。


「あ~良かった~・・。」 安堵のため息のごとく、何度も何度もつぶやいた・・・。





Posted by UMUサン at 23:45│Comments(0)
 
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