› サンガーズ奮闘記 › 「そもそもは~。」の頃。
2017年01月20日
「そもそもは~。」の頃。
さて、今シーズンにいよいよ突入・・。どのチームも新たなメンバーを揃えて心機一転の中、
今年にかける意気込みはヒシヒシと伝わり、もうすでに熱きモードを醸し出している・・。
この時期、Aパートへ昇格する高学年のメンバーは、タイトルがかかる厳しい戦いのど真ん中に
飛び込んでいくだろうし、低学年のチビッ子たちは、さらに野球の面白さ、楽しさに触れ合う・・。
いろんな思いが交錯する中、待ちに待った球春の扉が開かれましたね~♪
「・・で、そもそもは・・。」 と、いつの日かの練習試合の時、
他のチームの知り合いのお母さんが渋い顔で話しかけられてきた。
昨シーズンより、自分の子供がチビッ子BパートからA代表に昇格したとのことらしいが
最近、親父(旦那)が勝負にこだわり、子供の結果にウンチクし出してきたようで、
チームが敗戦してきたときは、暗い顔で帰ってきて、なおかつ子供が活躍できなかった時は
暗い顔からさらに険しい顔に変わり、何かしら家の中まで不穏な空気が充満すると言う・・。
「あんたね~・・。」と、 可愛い我が子がめちゃくちゃ怒られているのを黙ってはおられない。
子供にガミガミ言う親父のそばで、子供を擁護するのは当たり前のこと・・がごとく、
今度は、親父(旦那さん)とのバトルにまで発展するのが度々らしい・・。
厳しさの中にも楽しさがあり、勝負の浮き沈みよりも、まずは野球に慣れ親しむ・・こと。
そのお母さんからすれば、これが学童野球の始まり、「そもそもは・・。」なのである。
「そもそも、最初はボールが取れればいい~の話だったのに、ヒットが打てないどうのこうの、
試合でミスしたどうのこうのって、最初の話がすっ飛んでいるし~。」と不満顔。
「・・・。」 うん、間違ってはいないとは思うが・・。
まあ~自分もどちらかというと親父的な立場であるし、「そもそも」な話は最初だけの話で、
徐々に求めるものが強くなっていくことがステップアップの原動力になるって思っている。
そのお母さんの親父さんと何ら変わらない立場の自分に「そもそも」の話をされても、
どんな顔して聞いていればよいのか、応対に窮してしまったのである・・。
「でも、最初の『そもそも』のままじゃいかないでしょ。やっていれば上達するだろうし、
ヒットだってファインプレーだってするようになる。そうすれば嬉しいことには変わらない。」
「・・そりゃそうだけど・・。」 お♪ 少しひるみかけたか~。ここで一気にたたみかける。
「ま、そもそもの話は、後々に振り返ればいい~ってことじゃない~♪」 決着に終止符を打つ。
このお母さんの問いかけに、納得させたかどうかは定かではないが・・。
《・・自分が『そもそもは・・。』の頃・・。》
《・・で、『そもそもは・・。』がなくなってきた頃・・。》
「・・例えば、見方を変えて・・。」 さらに意見を述べる。
「ボールを取れるだけでいい~って始めたのに、こんなに上達して~♪って思えば、
打てなくてもミスしても、あの『そもそも・・。』だったスタート時に比べれば全然上手だし~と、
その頃を振り返れば、悔しさも薄らぎ、少し穏やかな気持ちになるかもしれないね・・。」
どうだ~なんて、してやったりの顔をしていると、
「そういう風に考えるのは旦那の方じゃない?私はいつも穏やかだけど・・。」って逆襲。
「う。」 かあ~やぶ蛇。よけいな穴に手を突っ込んで噛まれてしまった(泣)・・。
いずれにしても、この時期はどこでも熾烈な闘いが繰り広げられているようである。
うまくいった時、そうじゃない時・・、そんなことは日常茶飯事の右往左往。
ただ、内紛に巻き込まれて、子供らが戦意喪失になるのだけは勘弁願いたい。
・・かつては自分もそういう時期があったってことを振り返ってしまったのだ。
皆さんもこんな経験おありではないでしょうか?・・特に親父軍団なんかはね(笑)・・。
まず・・。そんな時こそ、「そもそもは~。」であった頃を思い出してはいかがだろうか~?
Posted by UMUサン at 20:50│Comments(0)