
2017年01月19日
新たな聖地・・。
・・今年の日本ハムファイターズの春季キャンプ終了後、
名護市営球場(通称『本球場』。)の本体改修工事が着手されます・・。


《・・この球場で行われる最後の県大会『第33回古賀杯』の様子・・。》
我ら名護市、あるいは北部地域において一般(職域)、高校や中学、学童野球において、
まさに「野球の聖地」として君臨し、長きにわたり、様々なドラマを見続けてきたのだ。
しかし、老朽化が進み、県内の数ある野球場をみても最も古い野球場の一つとされ、
新たな「野球の聖地」となる本体改修工事は、野球関係者からの多くの声が上がっていた。
・・本体改修工事着手後、完成は約2年後のちょうどこの時期の予定ということである。
一度、来たことのある方はご承知のこととは思うが、
スタンドはコンクリート造りで、夏場になると日差しを受け、鉄板焼き並の熱さとなり、
応援、観戦するために座る場所に何か敷かないと、まともに座ることができない・・。
また、屋根も設置されていないため、夏場の野球観戦はまさに灼熱地獄と化すのである。
運営面で言うと、本部室や来賓室、審判等の控え室に音響室も空調設備が完備されず、
夏場は暑く意識混濁と闘い、冬場は寒さに耐えしのぎながら必死になって運営を行ってきた。
そしてススコアボードは、チーム名版やスコア版などもチョークを溶かし手書きと標記し、
試合の得点経過などは手作業で行うなど、未だに人力が主力(?)とされているのである・・。
・・そんな中、名護市営球場は昔の面影を残す「ある意味」、貴重な存在だとも言える。
県内各地の球場を見れば、近代化へと移行し、カラフルなスタンド席を大きな屋根が覆う。
スコアボードも電光掲示板や速度表示(スピードガン)、巨大なスクリーンなども設置され、
ストライクやボール、アウトのカウントも「S・B・O」ではなく、「B・S・O」となっているなど、
ますます機能・設備等が充実しているのである・・。
名護市営球場は、自分らの学童野球時から存在し、その当時は球場の周囲をブロック塀で
取り囲まれたような状態であったが、次第に内野スタンドが設置、ナイター照明も完備され、
合わせて、第2球場(通称『サブグラウンド』。)も整備されるなど、徐々に充実していく。
このようないくつもの変遷を経て、現在の球場の姿へと形作られていったのである・・が。
しかしながら、日本ハムファイターズの春季キャンプを始め、大学や社会人などのキャンプを
受け入れている等、市内にとどまらず、県内外より多くの野球関係者が利用していく中、
さらなる球場設備等の充実を求められるのは当然の流れだと言えるのではないだろうか。
「野球の聖地」の名のごとく、学童野球にとってはここで試合ができることは憧れであり、
そこでプレーし、あの「黒土」でユニホームを汚すことが一種の「ステータス」となっていて、
学童野球の多くの思い出の中でも、ひときわ輝いて記憶されているものである・・。
2年後の完成予定の姿はどのようなものになるのかは示されていないが、
セルタースタジアム那覇(那覇市)やコザしんきんスタジアム(沖縄市)のような、
いや、それ以上の素晴らしい球場が完成するものと期待を寄せているところである。
まあ~、姿形は変われど「野球の聖地」としての思いは何ら変わらないのではあるが・・。
これまで長い間、本当にお疲れ様・・。そしてお世話になりました。
そして、これからは「新たな聖地」として生まれ変わり、歴史を刻んでいくことになるだろう。
Posted by UMUサン at 22:20│Comments(0)