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2017年01月11日
特殊能力~?
子供たちには我々も想像だにしない特殊な能力が備わっているのだろうか・・?
練習が終わると、必ず(?)って言っていいほど「忘れ物」が出てくる。
それはグローブであったり、バットなどの野球道具に限らず、様々な物があるのだ。
夏場では水筒で冬場になるとジャンバーなどの上着類。その時の季節によって品が変わる。
・・それは我々のチームだけじゃない。
大会毎で会場となる球場などでも、それらの「忘れ物」が持ち主を離れて置き去りとなっている。
しかも、その持ち主は「忘れ物」をしたことも忘れて、いつまでも忘れ去られているのだ。
「お父さんやお母さんがせっかく買ってあげたものを大切に扱え~。」って声高らかにしても
そんなことを聞いたことさえ忘れてしまうのか・・。
・・忘れ物をなくすための取り組みとして「整理整頓」を口酸っぱく言っているのではあるが。。
そんな中、今日の練習終了後、ミーティングを終えて家路に着こうとすると、
部室倉庫のあたりに「帽子」がポツリと残されている・・。
まーこーコーチが拾い上げ、「お~い、誰か帽子を忘れているぞ~!」と叫ぶも、
もうすでに半分以上の子供たちが帰っているので、その帽子の持ち主は現れない。
「・・ほんとにもう~。」 まーこーコーチがそのまま持ち帰ろうとすると、
一人の子が駆け寄ってきて、「ちょっと貸してください~♪」ってな感じで帽子を受け取り、
その頭が入る部分を鼻に押し付け、匂いをクンクンって嗅ぎ始めた・・。
「おいおい、匂いで誰のか分かるのか~?」 疑心暗鬼でしばらく見ていると、
「あ~、◎◎のだ~!」と叫んだ・・。
すると別の子も駆け寄ってきて、同じような仕草でクンクン・・。
「ほんとだ~、◎◎の匂いがする~。」と同じような答えを導き出してきたのだ。
「マジか~!なんだか動物のようだな・・。」 彼らの仕草に思わず驚いてしまった。
よく動物のテレビ番組などで、何万頭のいる同じ形態の中から「匂い」などを頼りに
我が子を見分ける(探し出す)といった光景を目にするのだが、まるでそんな感じである。
「匂い」で我が子(忘れ物の持ち主)を探し出すなんて、動物のような特殊能力なのだ・・。
まあ~子供っていうのは、まだまだ社会の様々な環境に毒されていないので、
嗅覚などの五感が大人以上に敏感で、そんな動物的な特殊能力が残存しているだろうか?
・・そう言えば、うちの竜誠も「見えないもの」をよく「見えていた」気がする・・。
それが次第に成長し、社会のさまざまな環境に適するようになっていくと同時に、
さらに文明の利器などの影響も加わり、本来人間に備わっていた能力が退化していくのだ。
それどころか、いろんな利器に頼らなければ逆に生きて行けないようになっていくことになる。
便利社会・効率化社会によって人間の「力」というものが失いつつあるかもしれないのだ・・。
また、そんな特殊能力を野球に活かすことができたら・・・なんて、
この子らが「匂い」を嗅いでいる間、いろんなことを頭の中で想像してしまった(笑)。
・・・と言う訳で、その「匂い」の持ち主を確認することもなくその場を離れたが、
この子らの「特殊能力(笑)」で探し当てたとおり、正解となっていたのであろうか・・?
いや~興味津々・・・。次の練習日の時に確認してみよう~っと・・♪
Posted by UMUサン at 23:30│Comments(0)