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2016年10月20日
夕暮れ時に・・。
・・最近、めっきり夕暮れが早くなったし、涼しくなってきた。
野球するには最高の季節になっていますが、なんか~・・、
夕暮れの早さが、秋の物悲しさをいっそう駆り立てますな~。
さあ~、今シーズンの最終戦に向けてのカウントダウン・・。
第134回冬季大会が今シーズンの最後の公式戦となります。
子供たちの集大成をどうにか結果として残してやりたい。父兄も喜ばしたい。
そして、より長く野球をやりたい~とこの時期、いつも願っている。
練習終えて、しばしグラウンドに佇む・・。夕暮れに馴染むグラウンドを見渡す。
誰もいないベンチに腰掛けて・・いつもの一服。
「あら、何してんですか~?」とランニングしている人に声をかけられた。
屋部小の父兄の一人だった・・はず。何度か見かけたことがあるような。
「いやいや。夕暮れが早いな~って思って・・。」答える。
そう言いながら、この方の名前を思い出そうと頭が高速回転で動き出したが、
空回りしているようで、一向に思い出せない・・。あら、どちらさんだったけ~?
「毎日、練習を見ててご苦労さんですね。」労いながら隣に座った。
「ま~、好きだからね・・。あはは。」煙を吐き出し、火を消した。
しばし、沈黙・・・。夕暮れ時におじさん二人、ベンチに腰掛けている風景も
なんだか変なシチュエーションだな~思いながら、なんか、その場を離れにくい・・。
「・・それじゃ~。」って言って腰を上げかけようとしたら、
「毎日が楽しそうですね。」と再び話しかけられた。
上げかけた腰を下ろした。「ああ・・、そうですな。」
「子供たちと一緒に野球やってて面白いですよね~・・。」正面を向いたままだ。
「勝ったり負けたりはありますが、トータルでは楽しいことが多いんじゃないですか~?」
「・・・。」 いや、実は悔しいこともあるよ~と今までの大会での敗戦が思い出された。
最後の大会を前に、気負っている気持ちを察しているみたいな感じ。
なんだか、そんな気持ちを見透かされているようで、超~驚いた。
「それじゃ~、これからも頑張ってください。」さっと立ち上がり駈け出して行った。
「ありがと~。」とお礼を言ったが、走りゆく後ろ姿に届いたかどうかは分からない。
また、煙草に火をつけた・・。
・・・そうだな。最後、最後って、結果を気にし過ぎかもしれない。
考えれば、そんな強い気持ちが働いて、子供たち以上にプレッシャーがかかっているし、
子供たちにも余計な(?)プレッシャーと緊張感を強いているかもしれない。
「そうなんだよね~♪ 今さらジタバタしても・・ね。」 いつしか独り言をつぶやいている。
最後の最後まで、いつもの通り楽しんでいくしかないんだねよ~♪
そう考えると、この夕暮れ時と同じように涼しげな気持ちになってきた・・。
それにしても、あの方、名前、なんだったかな~? 少し、お礼が言いたい・・。
Posted by UMUサン at 23:30│Comments(0)