
2016年10月14日
課題克服作戦・・。
さて、ここ最近のチビッ子たちの練習試合を見て、感じることだが・・。
ピッチャーの制球難に苦しんでいることが多々見受けられる。
特に試合序盤・・。試合を守り(後攻め)から入ると、ほぼ決まって先取点を献上している。
と言うことは、自分らの初回の攻撃は、すでにビハインドを抱えて攻めることになる。
それが1、2点の最小得点ならまだしも、時には大量点を許すパターンもあることから、
その大量得点差を追いつくために、どうしても強行作戦に転じなければならないのである。
先頭打者に対峙し、いきなりの四死球・・。立ち上がりの緊張感もあるのは仕方ない。
しかし、次の打者もまたその次の打者も歩かせることによって、緊張感がさらに不安感に変わる。
まあ~そうなってくると歯止めが効かない・・。気がつけば、あれよあれよの大量点・・。
もう・・、初回で試合の行方が決してしまうことになってしまうことになるのだ。
「う~ん・・、どうもうまく行かないね~。」 練習試合後、見守る父兄のと談笑の中でも
ピッチャーの制球難のことが話の中心となる・・。「はた、どうしたものか。」 一緒に頭をひねる。
当然であるが、ピッチャーはわざと四死球を出しているわけではないと承知はしている。
好きこのんで乱調し、挙げ句の果てには監督やコーチ、父兄に怒鳴られる子なんていないし。
必死に投げ込んで、泣きそうな表情でマウンドに立ちすくむ姿から見て取れる・・。
また、そんなピッチャーしている我が子を応援する父兄も心中穏やかでいられるはずがない。
そう・・。みんな同様に苦しんでいるのだ・・。
そういうことを考えると、今抱える課題は早急に対処しなければならないのである。
「力むな~!」だとか「楽に行け~。」などの精神論や根性論だけでは済まされない。
もっと技術的な修正・改善が求められており、それを的確に伝えていかなければならないはず。
例えるならば、投げ方に問題があるならば、そこを指摘し修正・改善していく。
そこの技術的な問題には目を向けず(気づかず)、精神論や根性論を叫んでも
解決には至らないし、逆に子供らを追い込んでいくことになりかねない。
確かに、精神論や根性論も時には必要なことであるとは思うが、これだけじゃいけない。
しっかりと納得させた中で教えるってことも大切だと思うのである・・。

「学童野球は、やっぱり『量』より『質』だと思う。しっかりと理解させないまま『量』だけ重ねても、
もしかしたら悪いまま、積み重ねられて、将来、取り返しのつなないことになるかも・・ね。」
ピッチャーの乱調を目にし、反省会でうなだれるたびにコーチや父兄に警鐘を鳴らしている。
学童野球だからこそ、まだまだ野球を始めたチビッ子たちだからこそ、
我々指導者はしっかりとした姿勢を持って教えていかなければならないのだ。
そうなると克服すべき課題は、ピッチャーの制球難の話だけじゃなく、
適切な指導をしなければならない我々にも向けられた課題ではないだろうか・・?
さあ~、今週末も練習試合が待っている・・。
今回もピッチャーの制球難を目の当たりにし、ため息をつくかもしれない・・が、
そんな時、嘆くことよりも檄を飛ばすことよりも、苦しむピッチャーの気持ちに共感し、
どのような声かけやアドバイスができるか・・ってことに目を向けようではないか。
課題克服に向けて・・。まずは真っ先に我々が率先して取り組むことが「作戦」なのである~♪
Posted by UMUサン at 22:20│Comments(0)