サンガーズ奮闘記

さて、１年で一番過ごしやすい１０月に突入～♪




《・・『実るほど頭（こうべ）が垂れる稲穂かな。』・・。》


朝夕もめっきりと涼しくなり、強い日差しに十分に目を開くことができなかった景色から
何やら透き通るような風景を遠くまで見渡せるようになってきた・・。

この時期は、何と言っても夕暮れの趣（おもむき）に風情があり、練習終えたあと、
少し汗ばんだ体を冷やしてくれる風が何とも気持ちよい。

去った先週、練習を終えた後、父兄のお迎えを待っていると、
「こんにちわ～♪」と父兄が一人、二人と顔を出してくる・・。
今日の子供たちの練習の様子を聞きながら、嬉しくも楽しい野球談議。

大会あるない、勝敗・成績に左右されることなく、普段通りに子供たちと野球ができ、
応援している父兄とたわいない雑談のオンパレード・・。
秋の愁いも漂うこの時期、日差しも優しくなった夕日に照らされ、吹き抜ける風も心地よい。

こういう日常の練習風景こそ、父兄の皆さんに見に来ていただきたいし、
試合や大会じゃ見られない子供たちの上達や成長が見られる・・。


そんな気分を満喫している中、迎えにあるおじいちゃんの一言がさらに気持ちを高める。
最近、家事手伝いや下の弟や妹などの面倒見が良くなってきたとのこと。
「野球をさせて良かったと思います。ありがとうございます～♪」とお礼をいただいた。

「あ～いやいや、こちらこそありがとうございます・・。」
秋の心地よい気分をさらに加速させる出来事に何とも言えない清々しさを感じさせてくれる。

そうだ・・。事ある毎に行われる大会の結果や試合での子供たちの活躍だけが
子供たちの成長ぶりを推し量る「ものさし」ではないってことが分かる・・。
日々の生活に目を凝らして見ると、子供たちの何気ない成長を伺えてくるのである。

我々大人たちの思惑とはかけ離れた純粋な子供たちの姿がここにあり、
その頑張りや大きな進化が、自分らの大人たちのいろんな意図を打ち消してくれる、
そんな感じがしてならないのである・・・。

これがいつもの最高のシチュエーションであり、当たり前の日常にこそ価値があると痛感。


・・なんだか、いつもの日常を感じ過ぎて、喜びを実感し過ぎて、その帰り間際、
隣り合わせた父兄についつい「一杯どう～？」 思わず口から出るところであった（笑）・・。


ま、飲み会じゃありませんが、いつもの素晴らしい日常に乾杯～って叫びたいね♪