サンガーズ奮闘記

・・最近、都市対抗野球のことが気になってしょうがない・・。

まあ～以前から良く耳にはしていたが、学童野球や中学、高校野球に携わり、
自分の野球の領域の中では馴染みが薄く、ニュースなどで結果を見るぐらいでして、
正直、高い関心を持っていたという訳ではなかった・・が、俄然、興味が湧いているのである。






《　第８４回都市対抗野球大会（２０１３年　ＪＸ―ＥＮＥＯＳの優勝の歓喜のシーン。》


都市対抗野球大会は、毎年夏に行われる社会人野球のトーナメント大会である。
出場するチームは、「地域の代表」としてアマチュア野球日本一の座を争う大会となっており、
各地の社会人・クラブチームが東京ドームで行われる本選出場をかけ、熱戦が繰り広げられる。

本戦に出場するチームは、基本的にそのチームのホームタウンとなる市町村代表として
出場するため、マスコミではチーム名と同時にその市町村名を併記しているなど、
まさに、企業と地域の名誉をかけた「野球都市日本一」を決定する大会なのである。

そんな都市対抗野球の醍醐味のひとつは、何と言っても「応援合戦」に尽きる・・。

代表する地域の郷土色豊かな応援合戦などには根強いファンが多いと聞き、
一度観戦した者は、その魅力に取り憑かれ、「都市対抗野球」の虜になってしまうとのこと。
野球ファンならずとも都市対抗野球はそれほどインパクトのある大会ではないだろうか・・。

中でも都市対抗野球ファンを魅了するのが、「エール交換」である・・。

まあ～野球に限らず、どのスポーツにも共通することではあるが、
スポーツマンシップにより自らチームと選手と同じだけの健闘を祈り、また、健闘を讃えるために
試合前後に応援団により行われるのがエール交換であり、それが何とも言えない感動を呼ぶ。

そんな試合前と試合後に行われるエール交換は、お互いにフェアプレーを誓い、
勝敗に関係なく、お互いを讃え合う光景は、とても清々しいもの・・。
華やかな応援も都市対抗野球の見どころではあるが、こうしたエール交換も
都市対抗野球のひとつの醍醐味として長年にわたり、野球ファン（都市対抗野球ファン）の心を
がっしりと掴んできたのではない・・。そう思えて仕方がないのである。

第８７回都市対抗野球大会は、日立製作所（日立市）とトヨタ自動車（豊田市）の決勝戦、
創部１００年となる古豪、日立製作所が初の決勝戦進出・・。相対するトヨタ自動車は２００９年
以来の決勝進出。優勝すれば両チームとも初優勝となる大きな戦いとなる。

さあ～今年の黒獅子旗はどのチームの手に輝くか！

また、初出場を果たしたきらやか銀行（山形市）も初戦、強豪で常連チームのパナソニックに
激しい延長戦の末、４対３と競り勝ち、歴史に大きな足跡を記したのも大きな注目となった・・。

毎年、何かと話題を提供する都市対抗野球大会・・。
一度は是非とも感動しに、東京ドームへ足を運びたいと念願している次第。


・・それはまた、新たな野球の醍醐味と楽しさに出会えるかもしれないのだ・・。