› サンガーズ奮闘記 › 全力の週末~♪
2016年06月03日
全力の週末~♪
さあ~・・、待ちに待った週末がやってくる~♪
・・ってワクワク気分も週末の天気予報を見れば、半分になってしまいそう(泣)。
さて、明日から「第43回国頭地区中学校夏季野球大会」が開幕する。
いよいよ最後の夏・・。中学校球児にとってこの最大で最高の舞台に全ての力をかける。
勝てば歓喜、負ければ即引退の一発勝負の戦いに、我々さえも身震いするほどとなる・・。
過去のことを振り返れば、凛太朗の時代は初戦で絶対王者の金武中学校を撃破した。
シーズン中、一度も勝ったことのない相手にひるむことなく、全力でぶち当たり勝利した。
逆に、自分ら父兄が金武中が初戦の相手だと聞き、ため息交じりで意気消沈した覚えが・・。
そんな中、凛太朗ら子供たちは負けることなどは一片も頭になかったようで、
凛太朗曰く、「全然負ける気がしなかった~♪」って言葉が強く自分の記憶にこびりついている。
子供たちこそ自分自身の力を信じ、戦ったのだ・・。凛の力強い言葉に脱帽した。
この大勝利に歓喜の雄叫びを上げ、号泣したのを覚えている。
この最後の夏は国頭地区でベスト4入りし、県大会(宮古大会)に出場し、
初戦石川中学校に惜しくも敗戦したものの、素晴らしい集大成を迎えることができた・・。
また竜誠の時も思い出深い・・。まずは2年生の時。
ノーシードで臨み、初戦の久辺中を退けたあと、2回戦の久志中にも勝利。
続く準決勝戦では国頭地区屈指の強豪、伊江中に挑み、終盤の集中打で逆転勝利を収め、
屋部中初の決勝戦に駒を進める・・。
決勝戦の相手は、優勝候補の金武中学校。お互いピッチャーが好投をみせ、得点を許さない。
そのまま延長戦に突入し、竜誠のタイムリー2塁打を足がかりに2点をあげ、その裏を守り抜き、
屋部中創設以来、初優勝の快挙を成し遂げた・・。
また、3年生の最後の夏・・。地区大会では初戦、シード校の久志中学校と死闘。
延長戦に突入して、幾度となくサヨナラ負けの大ピンチに立たされるも、しのぎ切った。
行き詰まる戦いを制し、続く2回戦も僅差の勝利・・。ベスト4入りを果たし県大会出場を決める。
迎えた準決勝戦では東江中学校と、またもや息を飲む延長戦を繰り広げ、
逆転負けを喫した・・。楽な試合は一つもなく、最後の夏の激戦を身をもって感じた。
進んだ県大会では、初戦の石垣中学校に勝利すると、2回戦の琉大付属中も撃破。
準々決勝戦では優勝候補の西原中学校の前に力尽き、ベスト8という成績で終える・・。
過去の屋部中学校の戦績を見ると、県大会ベスト8は何十年ぶりの快挙であるということ。
紛れもなく充実した中学校野球を終えたのは、本当に喜ばしいことであった。
・・そんな死闘やドラマが起きる最後の夏は、中学校球児の思いが凝縮され、
どの戦いにも感動が生まれる・・。我々も昔のことをオーバーラックさせながら、
目の前の子供たち、父兄の必死の頑張りに、目頭を熱くさせてしまうのである・・。
どのチームも素晴らしい成績をと、エールを送りたいところではあるが、そうもいかない。
当然だが、勝者と敗者がはっきりと区別され、それぞれの情景に雲泥の差を垣間見る・・。
誰もが一日でも長く、いや、一分一秒でも長くグラウンドに立っていたいのである。
明日はどんな戦いが待っているのだろうか・・?
子供たちの一挙手一投足とそれを支えてきた父兄の必死の形相にも注目したい。
それが最後の夏の風物詩・・。今年もそんな風景に心を躍らせていきたい。
・・激しくも熱い、そして全力の週末が幕を開けるのだ~。
Posted by UMUサン at 22:05│Comments(0)