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2016年03月24日
「2死から失点」から学ぶもの・・。
「2死からの失点」・・。けっこう、そんな場面に遭遇する・・。
無死満塁の最大のピンチを迎え、ある程度の失点は覚悟しなければという状況。
そんな場面にベンチもピッチャーは開き直っていくと、案外2死までこぎ着ける。
しかし、あと一人に対してワイルドピッチなり、守備陣のエラーが出たりして・・。
結果、失点してしまうパターン・・。「せっかく2死までいったのに・・。」なんて、
悔やむことってないだろうか・・。
また、2死まで簡単にアウトを取っているものの、2死から簡単にランナーを許し、
次打者に長打を打たれ失点・・。その後ピッチングが乱れ、大量失点につながる・・なんて。
振り返れば、「おいおい2死ランナー無しからだぞ~。」と呆気に取られる始末。
・・あと一人を抑えることがいかに難しいことか、痛感させられます。
「さあ~2死ランナー3塁だ。ここからの一本を確実に行けよ~。」とノックバットを振る。
最近、2死からの失点をなくすための練習に励んでいる次第である。
ただ闇雲(やみくも)に守備練習を施すのではなく、ここ一番にキッチリと守りきる。
そんな意識を植え付けていく意味でも、大事な練習となっている。
そんな中、「よ~し、次の一本をミスしたら全員10周のランニングだ~!」と声をかける。
「え~・・そんな~。」 シートノックを終えて整列した子供たちからブーイングが響く。
「・・マジ?」 連帯責任を背負わされた最後の守備を受ける子供にプレッシャーがかかる。
そんなブーイングの嵐が吹き荒れると、より一層緊張が走ってしまうのは当然。
最後の守備の子は、いつものプレーができなくなる・・ってことだ。
「あのな・・。」 ノックの手を休め、整列している子供たちに問いかけた。
「お前らは、『あいつがミスしたら自分たちまで罰を受けるし~。』って心配しているだろ。」
「・・はい。」 このへんは子供は正直。あいつのせいで自分たちが影響を被(こうむ)るって
不快感や不安感を全面に表す・・。
「ま、自分がそう言っても、あいつがミスしなければお前らは走ることはない。」
「・・・そりゃ~そうだけど・・。」 そんな顔をしている。
「では、あいつのミスを心配するより、ミスしないよう応援してあげるのがいいじゃないか。
そうすれば、お前らの信用していない顔を見せるより、信頼しているって顔を見せた方が
あいつにとって何倍も勇気になると思うけど・・。」 子供たちは真剣に聞いている。
「それじゃあ行くぞ~。ミスしたら全員ランニングだ~!」 運命のゴロを放った。
すると、「頑張れ~。」 「絶対できるぞ。」 整列した子供たちから声援が飛び交う。
「お~し、いいぞ~♪」
「ボテボテ・・。」 わざと取りやすいゴロを放つ・・。ミスをしてはいけない状況を強くするため、
わざとイージーゴロを打ったのだ・・。前進して慎重に捕球・・、そして慎重に送球するが、
ミスしていけない状況が体をぎこちなくさせたのか、少し送球がライト側に逸れてしまった。
「はい、ランニング10周~♪」って告げると、「はあ~。」と残念なため息が聞こえた。
しかし、その後である・・。予想以上な光景に、ついほくそ笑んだ・・。
自分のミスでランニングさせるはめになってしまってガッカリした子の元に、
「いいよいいよ、心配するな~。」って数名の子が駆け寄り、声をかけたのだ。
「お~し、むふふ~♪」 そんな様子を見て、「はい、ランニングは3周でいいぞ。」と訂正。
「え???」 そんな自分の訂正意見に、子供たちが疑心暗鬼そうな顔で見つめている。
「監督、何か別なことを企んでいるんじゃないか~。」ってみたいな・・。
「・・バカ。何も企んではいない・・。早く行け~。」 クールダウンのランニングを促した。
ミスしてはいけない場面でミスをするってのは、レベルの違いはあるが、
高校野球、いや、プロ野球でもあることなのだ・・。ましては、学童野球では日常茶飯事。
それを求めるのは過酷な話で、不可能に近いことなのである。
問題は、「2死から失点」した後の話なのだ・・。
この前の第132回名護ブロック春季大会での話に戻る。
1点リードされた中で、2死からピッチャー自身のエラーで相手にランナーを許す。
そのピッチャーはガッカリしたのか、突如リズムを乱し、それから3連続の四球で押し出し。
結果、2対0で敗戦となった・・。
ま、確かに2死ランナー無しからの失点は痛かったが、何よりも痛かったのは、
その時に激励に声をかける子供らが一人のいなかったこと・・。
つまりエラーのあと、四球を繰り返すピッチャーを安心させることができなかったのだ。
誰かがミスし、誰かが励ます、あるいは失点したことで気持ちが消沈する。
それを解消することができなかったのが残念でしょうがないのである・・。
「2死から失点」することはダメージが大きい。・・だからこそお互い励ますことを考え、
その大きいダメージから脱出する手法を学ばなければならないのではないだろうか。
「2死から失点」しない練習を繰り返すことで、ワンプレーの大事さを身につけるという
個々のスキルアップも図りながら、チーム全体でピンチを脱することも身につけたいものである。
そうすれば、自ずと「2死から失点」どころか、不要な失点を回避できるのではないか。
あ、いやいや、もっと大きなものを手に入れることができるかもしれない。
「2死から失点」から学ぶ・・。そして、その克服が更なる進化を生みだすのだ・・。
無死満塁の最大のピンチを迎え、ある程度の失点は覚悟しなければという状況。
そんな場面にベンチもピッチャーは開き直っていくと、案外2死までこぎ着ける。
しかし、あと一人に対してワイルドピッチなり、守備陣のエラーが出たりして・・。
結果、失点してしまうパターン・・。「せっかく2死までいったのに・・。」なんて、
悔やむことってないだろうか・・。
また、2死まで簡単にアウトを取っているものの、2死から簡単にランナーを許し、
次打者に長打を打たれ失点・・。その後ピッチングが乱れ、大量失点につながる・・なんて。
振り返れば、「おいおい2死ランナー無しからだぞ~。」と呆気に取られる始末。
・・あと一人を抑えることがいかに難しいことか、痛感させられます。
「さあ~2死ランナー3塁だ。ここからの一本を確実に行けよ~。」とノックバットを振る。
最近、2死からの失点をなくすための練習に励んでいる次第である。
ただ闇雲(やみくも)に守備練習を施すのではなく、ここ一番にキッチリと守りきる。
そんな意識を植え付けていく意味でも、大事な練習となっている。
そんな中、「よ~し、次の一本をミスしたら全員10周のランニングだ~!」と声をかける。
「え~・・そんな~。」 シートノックを終えて整列した子供たちからブーイングが響く。
「・・マジ?」 連帯責任を背負わされた最後の守備を受ける子供にプレッシャーがかかる。
そんなブーイングの嵐が吹き荒れると、より一層緊張が走ってしまうのは当然。
最後の守備の子は、いつものプレーができなくなる・・ってことだ。
「あのな・・。」 ノックの手を休め、整列している子供たちに問いかけた。
「お前らは、『あいつがミスしたら自分たちまで罰を受けるし~。』って心配しているだろ。」
「・・はい。」 このへんは子供は正直。あいつのせいで自分たちが影響を被(こうむ)るって
不快感や不安感を全面に表す・・。
「ま、自分がそう言っても、あいつがミスしなければお前らは走ることはない。」
「・・・そりゃ~そうだけど・・。」 そんな顔をしている。
「では、あいつのミスを心配するより、ミスしないよう応援してあげるのがいいじゃないか。
そうすれば、お前らの信用していない顔を見せるより、信頼しているって顔を見せた方が
あいつにとって何倍も勇気になると思うけど・・。」 子供たちは真剣に聞いている。
「それじゃあ行くぞ~。ミスしたら全員ランニングだ~!」 運命のゴロを放った。
すると、「頑張れ~。」 「絶対できるぞ。」 整列した子供たちから声援が飛び交う。
「お~し、いいぞ~♪」
「ボテボテ・・。」 わざと取りやすいゴロを放つ・・。ミスをしてはいけない状況を強くするため、
わざとイージーゴロを打ったのだ・・。前進して慎重に捕球・・、そして慎重に送球するが、
ミスしていけない状況が体をぎこちなくさせたのか、少し送球がライト側に逸れてしまった。
「はい、ランニング10周~♪」って告げると、「はあ~。」と残念なため息が聞こえた。
しかし、その後である・・。予想以上な光景に、ついほくそ笑んだ・・。
自分のミスでランニングさせるはめになってしまってガッカリした子の元に、
「いいよいいよ、心配するな~。」って数名の子が駆け寄り、声をかけたのだ。
「お~し、むふふ~♪」 そんな様子を見て、「はい、ランニングは3周でいいぞ。」と訂正。
「え???」 そんな自分の訂正意見に、子供たちが疑心暗鬼そうな顔で見つめている。
「監督、何か別なことを企んでいるんじゃないか~。」ってみたいな・・。
「・・バカ。何も企んではいない・・。早く行け~。」 クールダウンのランニングを促した。
ミスしてはいけない場面でミスをするってのは、レベルの違いはあるが、
高校野球、いや、プロ野球でもあることなのだ・・。ましては、学童野球では日常茶飯事。
それを求めるのは過酷な話で、不可能に近いことなのである。
問題は、「2死から失点」した後の話なのだ・・。
この前の第132回名護ブロック春季大会での話に戻る。
1点リードされた中で、2死からピッチャー自身のエラーで相手にランナーを許す。
そのピッチャーはガッカリしたのか、突如リズムを乱し、それから3連続の四球で押し出し。
結果、2対0で敗戦となった・・。
ま、確かに2死ランナー無しからの失点は痛かったが、何よりも痛かったのは、
その時に激励に声をかける子供らが一人のいなかったこと・・。
つまりエラーのあと、四球を繰り返すピッチャーを安心させることができなかったのだ。
誰かがミスし、誰かが励ます、あるいは失点したことで気持ちが消沈する。
それを解消することができなかったのが残念でしょうがないのである・・。
「2死から失点」することはダメージが大きい。・・だからこそお互い励ますことを考え、
その大きいダメージから脱出する手法を学ばなければならないのではないだろうか。
「2死から失点」しない練習を繰り返すことで、ワンプレーの大事さを身につけるという
個々のスキルアップも図りながら、チーム全体でピンチを脱することも身につけたいものである。
そうすれば、自ずと「2死から失点」どころか、不要な失点を回避できるのではないか。
あ、いやいや、もっと大きなものを手に入れることができるかもしれない。
「2死から失点」から学ぶ・・。そして、その克服が更なる進化を生みだすのだ・・。
Posted by UMUサン at 21:10│Comments(0)