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2016年02月12日

あの日のラーメン屋へ・・。


さて、今日はうちの次男坊、竜誠の17歳の誕生日である・・。

高校2年生でありながらも、頭の中と心は幼少時期と何ら変わらない。
おちゃらけ感満載で、うちのあかりとの同レベル・・。いや、それ以下かもしれない。
自分と同じで、中3女子にウザがられてもどこ吹く風、決してへこたれないのが持ち味。
野球同様、超ポジティブ思考は今もなお健在なのである・・。

また時折放つギャグのセンスは我が家随一であり、我々を和やかな雰囲気にさせてくれる。
先だっても、おかんが部活の帰りに迎えに行くと、「今日の夕飯は~?」と尋ねてきた。
するとおかんが「ショウガ焼き作っているんだけで、まだ焼いていない。」って答えると、
「じゃ~まだ『ショウガ焼き』じゃなくて『ショウガ』だね。」と何気に答え、おかんの笑いを誘う。

今は、高校球児としての野球漬けの忙しい日々を過ごし、春、そして最後の夏を迎える。
高校野球にかける集大成を完遂させるべく、必死に頑張っているところなのだ。

そんな中にあっても、それなりに青春を謳歌・・。ここまで無事に成長してくれている。


ある日、なんでそうなったのか記憶がないのだが、竜誠と二人きりで夕飯に出かけた。
「ラーメンが食べたい~♪」との要望を受け、新しく開店したラーメン屋に行くと行列の波。
「・・別のラーメン屋を探すか?」 次のラーメン屋を目指し、夜の名護街に車を走らす。

竜誠が部活を終えてからのラーメン屋なんで、時刻も午後の10時過ぎ。
こんな時間に開いているラーメン屋はそうはない。・・やっと一つのラーメン屋に辿り着いた。


夜遅くの時間帯にお客もまばら。テーブルでメニューを選び、注文をかける。
竜誠、いつものとんこつラーメン。自分は最近はまっている醤油ラーメンをお願いする。

待っている間、突然竜誠がこんな話を持ちかけてきた。
「おとん~、福祉の仕事をするための資格はどんなのがいい~?」 思わず水をこぼしかけた。
「・・・・。」 以前から、福祉の仕事に興味があるような感じは垣間見えていたが、
こんな具体的に将来に関係するような話をするのは初めてである・・。

考えてみれば、来年は大学受験を控えている。次の進学先を思い浮かべなければならない。
ま、前々から福祉系の大学に進学したいとの思いはあるようだが、
特段、具体的には決まっていない・・。自分の母校に行くのか、はたまた別のところなのか。

「う~ん、高齢者や障害の方の介護の分野であれば、介護福祉士の方がいいし、
全体的な相談業務やソーシャルワーク(地域支援)であれば社会福祉士かな?」
「ふ~ん。」 思案していると、先ほど注文したラーメンが届いた。

お互い、ラーメンを食べながらも会話は続く・・。そんな話は自分の得意分野。
「リハビリ関係であれば、PT(理学療法士)がいいし、精神障害関係では精神保健福祉士、
また、言語に関する障害の指導であればST(言語聴覚士)。それとも、あれはこれは~。」
たたみかけるような話に真剣な眼差しで聞いている。・・案外、真面目なのかもしれない。

「・・で、どうする?」 一気にひととおり説明すると、
「うん。まずはラーメン食べてから考えてみる~♪」と竜誠・・。
「おお、それもそうだな。」 熱く語りすぎたことに気がつき、我に返った。

ラーメンも美味しかったが、それ以上に竜誠との会話に満足した次第である。


あの日のラーメン屋へ・・。

あの日のラーメン屋へ・・。


彼も大学進学を経て、やがて、自分ら親元を離れ、独立し、社会に旅立つ。
自分の将来をかける仕事を見つけ、良き伴侶と子供に恵まれ、家庭を築く。
野球を生涯スポーツとして続けてもらい、自分のため子供のために熱中する。

そして地域の一員として、地域住民と協力し合い、地域社会のために尽力する。
その中で、自分の満足する人生を遂行できるよう全力で頑張っていく。

しかし、時には苦難に遭い、紆余曲折の七転八倒することあるだろうが、
持ち前のポジティブ思考と明るさで乗り越えていってほしいと切に願っている。

子供の将来について、朧(おぼろ)な妄想が少しずつ輪郭が描かれていく。
誕生日を迎えるたびに、そんな日に近づくカウントダウンとなるのである。


「いずれにしても勉強はしないとな。」 ラーメンも残りわずか。
「うん。そのこともラーメン食べてから・・。」 最後のお汁を飲み干している。

・・来年、彼の18歳の誕生日には次のステージが決まっているはずだ。
より具体的な話になるだろうし、次への期待と不安が鮮明になっていることだろう。
そんな時は、あの日のラーメン屋で再び語り合えたら・・である。


何はともあれ・・。竜誠、誕生日おめでとう~♪




Posted by UMUサン at 20:40│Comments(0)
 
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