サンガーズ奮闘記

昨夜、午後１１時３０分過ぎであろうか・・。衝撃が飛び込んできた・・。

おかんの携帯電話がYAHOOの新着ニュースのメロディ音がなった。
「ん？」って何気なく携帯電話の画面に目をやると、
「おとん～、清原が逮捕されたってよ～。」と驚嘆の声を上げた・・。

「まさかや～。」思わず声をあげてしまったのは言うまでもない。

そのニュースの内容によると、
「東京都港区東麻布の自宅マンションで覚せい剤を所持したとして、警視庁は
２日午後８時５０分頃、 覚せい剤取締法違反（所持）容疑で、元プロ野球選手の
清原和博容疑者（４８）を現行犯逮捕した。
警視庁によると、清原容疑者は「わたしのものに間違いありません」と容疑を
認めているといい、 覚せい剤1袋（約０.１グラム）を所持した疑いが持たれている。
警視庁は長期間にわたる内偵捜査を経て、 ２日午後８時過ぎから家宅捜索し、
覚せい剤を発見、押収した。」とニュースは伝えている・・。

「・・マジか～。｣自分の携帯を見ても同じ内容。しばし、沈黙が流れた。


ご承知のとおり、清原と言えば、PL学園高校時代は甲子園５季連続の出場を果たし、
通算ホームランの１３本と歴代１位・・。その後は１９８６年にドラフト１位で西武に入団。
１９９６年オフに巨人に移籍。２００４年にはプロ通算２０００本安打を達成を始め、
２００５年には通算５００本塁打を記録するなど、その数々の記録は我々の同じ世代にとって
まさにスーパースターの一人・・。「記録より記憶に残る男」として名を刻んでいたのである・・。

・・たしか、２、３年前ぐらいだと思うが、薬物使用疑惑が週刊誌などで取り沙汰され、
世間を賑わしていたのだが・・・。やはり、その疑惑は本当であったのであろう。


そんな緊急ニュースを伝えるテレビニュースも飛び込んだ。
自宅マンションから警視庁組織犯罪対策５課（薬物捜査専門）に連行される映像が
頻繁に映りだされていたが、その姿は昔のスター選手の面影は見る影もない・・。




《・・あの輝かしい日々は再び訪れるのか・・・。》


・・いったい何があったんであろうか。疑念が渦巻く。
彼の野球人生はまさに華々しく、プロの世界においてもスター街道をひた走り、
誰もが羨む活躍と実績をあげてきたはず・・が、何故、このようなことになったのだろうか？

在りし日の野球少年が辿り着いた末路は、あまりにも悲し過ぎる結果となってしまった。


我々は今回の事件を教訓に、野球を通じて青少年の育成に寄与する一員として、
子供たちが進みゆく前途を曲げることなく歩んでいけるよう道標（しるべ）すると同時に、
到達すべきところに安寧できるよう見届けなければならない。

事件を起こした当事者より、今まで関わってきた人たちが悲しみに暮れているのだ・・。


しかしながら、一度の過ちが後の全ての人生を終焉させることにはならない。
決して犯罪は許されるものではないが、罪を悔い改め、やり直すことはいくらでもできる。


一野球ファンとして、あの幾度となく逆転を果たしてきた男の再起を期待したい。