てぃーだブログ › サンガーズ奮闘記 › 野球難民の「危惧」

2015年12月11日

野球難民の「危惧」


・・かなり個人的な意見で申し訳ないが、少しお耳を拝借したい・・。


先だって、名護市学童野球監督会の集まりを持った。
集まりといっても「新人育成大会」の監督・抽選会の席である。
ま、いつもの飲み会ではない真面目な話だったってことは申しつけたい。


無事に抽選会も終え、来月から迎える新シーズンの日程等について
いろいろと意見交換していたときのこと。ある監督さんから提案というか意見というか・・。
毎年1月に行う「選手加入登録」の件についてである。

この登録事務というのは、シーズン1年間、各種大会に出場する個々の選手を事前に
沖縄県野球連盟(学童部)に届け出、登録するというもの。
特に高学年(・・と言っても、県内各支部ではそれぞれにおいて若干の違いはあるが。)が
登録されることがほとんどであり、それ以外にも脱退や子供たちの転校などによるチーム間の
移動など、いろいろと諸手続が行われるわけである。

そんな手続きが十分になされていないと、罰則規定(ペナルティー)が科せられ、
各種大会出場はおろか、チーム自体の活動に対しても影響を及ぼすことがある・・。

それだけ、各種の諸手続は慎重かつ丁寧、迅速に行わなければならない。


そんな中、
「選手の登録について、少し現状と照らし合わせて再考する必要もあるのでは・・。」
前述登場した、とある監督さんの悲痛にも思える意見である。

現在の登録事務は、ブロック内規にて示され、それを遵守しているわけだが、
その内規自体がいろんな状況に対応し切れていないのでは・・というものだ。

行政区(自治会)のみではチームを編成するほどの児童生徒がいない、或いは不足。
1校区で2チーム以上を有した場合には、その複数チームに分ける(分かれる)基準が不明確。
登録前に転居、あるいは転校した場合、今まで活動していたチームでは新規登録ができない。
その他諸々の事情が存在し、ブロック内規では対応できない想定外の場合も考えられる。

「このままでは、どこのチームにも所属できない子供たちが増えるのでは。」と心配。
つまり、「野球難民」が増加するのでは・・と危惧されるのである。


・・昨今、県内どこでも話題になっているのだが、年々学童野球のチーム数が激減している。
我らブロックにおいても、ここ数年で4~5チームは活動停止という憂き目に合っている。
当然ながら、再び活動を再開するという目処も立っていないのが現状。
次年度においても、北部支部管内の学童野球チームは減るという報告も受けている。

ま、登録規定の厳格化がチーム数を減らしている・・ということではないが、
チーム数が激減している状況において、何らかの対策を講じておかなければ、
このままでいくと・・って近い将来、悲しい事態を招くことになるかも知れないのである。


たしかに、野球にしろサッカーにしろ、学童期にスポーツをたしなむ子供たち自体も
減ってきているということの現状も鑑みなければならないことだが、
いずれにしても、そのような現状を踏まえて、再考すべきことはすべきと、
決断と勇気を持って対処しなければならないことも必要ではないか・・。

しかしだ・・・。だからといって、規定等を安易に緩和したり、むやみやたらに変更することは、
元々のルール自体が崩壊し、不法地帯と化してしまう・・。これも避けなければならない。


野球難民の「危惧」


「素晴らしい、十分な環境のもとで、子供たちには野球をさせたい・・。」
常日頃から、そのようなことを語る我らのブロック長の言葉が胸に突き刺さる。


・・我々は、その言葉を遂行する任務もある・・ってことを肝に銘じなければならない。





Posted by UMUサン at 21:45│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。