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2015年12月10日

手に負えない奴・・。


・・またまた恐るべき話を耳にした。

以前にもこのブログにて「孤高の実践者」として紹介したことのある
我らチビッ子軍団のショートストップ、宮城元(4年)その子である。
・・あ、いや、もう~その子ではなく、「その人」って言った方が的確かもしれない。


手に負えない奴・・。


去った日曜日、「名護市学童野球Bパートさよなら大会」の3日目、
第1位グループトーナメントにて、強豪の名座喜少年野球Bを撃破し、優勝決定戦へと
進出した喜びの勢いを持って、居酒屋へ繰り出した時に聞いた話である。


酔いも十分に回り始め、みんなのおしゃべりも円滑となってきた時のころ、
「・・実は監督・・、こんなことがあって・・。」とある父兄が口を開いた。
「ん?」右手に泡盛のグラスを持ちながら、興味津々で顔を向けると・・。

「今日、元ですよ、2塁ランナーにいるとき、ピッチャーがロージンを触ろうと、右手を
ポケットに突っ込んでいる時に、そのスキを見て3塁に走ろうしていたんじゃないかと・・。」
「・・・マジか!」 思わずグラスを口元で止めてしまった。


その日の試合は、朝から小雨模様・・。ピッチャーにはロージンを持たせており、
「マウンドに置いてたら雨に濡れるからポケットに入れていてね~♪」とお願いしていた。

うちの胡珀で言うと、左投げなんで、ロージンを入れているポケットは左ポケット・・。
名座喜のエース君は右投げなんで右ポケットにロージンが入っている。
それぞれピッチャーの利き手にボールを持ったままポケットには手が入れられないんで、
ボールはと言うと、当然グラブの中にあるってことになる。

ピッチャーの手元にボールがあるという安心感や右手をポケットに入れている間、
走ると、慌てて右手を抜いてもボールを掴み損ねて暴投する可能性もある。
そのようなことをすべて計算した上でのプレーであるとすれば・・。。

また、雨天時のピッチャーは大変。滑るボールに悪戦苦闘しながらの投球となる。
頻繁にロージンを触って滑り止めをやるのは、雨天時にはよく見かける行為となる・・。
ましてや、ストライクを取るのにひと苦労している中、ランナーへの注意も散漫となる。

そんなピッチャーの動作を見て、雨での投球に苦戦している心理状態を考えて、
スキあらば・・と自分で考えて、チャンスを伺っていたとしたら・・・。
それはもう驚異であるとしか言いようがない。

実際に彼には確認はしていないが、もしこれが本当の話ならば、
「おいおい、マジか・・。」 引き続き、そんな言葉しか出てこないだろう。


それにしても元のプレーには、毎回驚かされていることばかり。

先だって、父兄相手のフリーバッティングで守備をした時のこと。
ショート元への猛烈な打球が飛んでいったと思ったら、事前にて後ろめでの守備位置。
見ればちょうど、外野の芝目と土のグラウンドの境い目あたり・・。
猛烈な打球をワンバウンドで好捕し、1塁へすばやい送球でアウトにした。

そんな素晴らしいプレーに父兄からヤンヤヤンヤの歓声が上がった。
たしか、あの時も「マジか・・。」って叫んだような記憶がある。

彼が驚異のプレーを見せるたびに、「あ~、味方で良かった・・。」って
思わずにいられない・・ってのが正直なところである。

・・しかし本当に、彼はいったい何者なのであろうか(笑)~?


いやはや何とも・・。もしかしたら、我々の手には負えないかもしれない。





Posted by UMUサン at 21:15│Comments(0)
 
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