
2015年11月20日
真の力・・。
いよいよ、明日は「第131回名護ブロック冬季大会(第116回名護市長杯)」の2日目・・。
最大で最強のヤマ場となるBパートの絶対王者、名座喜少年野球Bと激突する。
今さら語るまでもないが、ここまで今シーズンの大会において全戦全敗の憂き目。
春季大会では決勝戦、Bパート強化大会でも決勝戦、夏季大会では準決勝戦、
そして防犯大会、山浩大会においても決勝戦でも敗れるなど、苦汁をなめ続けている。
徐々に後ろ姿はとらえつつあるものの、追いつき追い越せない。
自分らにも何かが足りないだろうし、そうはさせじとの絶対王者の意地もあるだろう。
・・いずれにしても、三度どころか五度での挑戦でも高い壁に阻まれているのである・・。
「え~・・、報告があります~♪」 昨日の練習終了後のミーティング。
「監督なんだが、土曜日の試合には仕事で来られないからな~。」と告げた。
「ええ~!」 一様に驚きの反応を見せている。
「あら、この前の話と違っているぞ、お前ら・・。」 そう言って子供たちの顔を見渡した。
この前の話っていうのは、大会初日、初戦を迎えるときの話のことである・・。
先月、九州PTA研究大会に出席し不在であった土日の練習試合でのこと。
東江少年野球、数久田少年野球、そしてかの根差部ベースナインのBチームにも大勝。
投げてよし、守ってよし、打ってよしの素晴らしい内容であったみたいである・・。
練習試合の結果報告を九州の地で受けた際、報告をくれたまーこーコーチに、
「こいつら、自分がいない時に素晴らしい内容じゃないか・・。」 と電話口で苦笑い。
「監督がいないとプレッシャーがかからないんじゃないですかね~。」と分析。
ま、そんな報告に一応、口をとがらせて見せたが、ゲームをするのは子供たちなんで、
自分もいなくても素晴らしい結果であれば、それなりの力がついてきている証拠。
それはそれで喜ばしい限りである・・。
・・と言うわけで、先ほどの大会初戦を迎えるときの話・・。
「お前ら、聞けば自分がいるとプレッシャーになるからって話じゃないか。」 と言うと、
「そうです。監督がいないと伸び伸びとできるかもしれないです~♪」 即答。
「お~し、それでは自分はAチームの応援に行って来ようかな・・・。」
この試合は別のコーチにお願いしてAチームの応援に・・とマジに脳裏に浮かんだ。
・・で、昨日の練習後のミーティング。
あの大会初日の初戦を迎えたときの強気の発言は、影を潜めている・・。
「なんで、監督がいなければ、プレッシャーかからなくていいかもしれないぞ~!」
「・・・。」 子供たちみんな黙っている。・・まずい発言したかな~って思っているかもね。
まあ~これ以上いじめても可哀相なんで、笑顔を見せながらアドバイスをひとつ・・。
「あのな~、グラウンドにひとたび立てば、お前らが野球をやるんだ・・。
監督やコーチがやるんじゃないぞ。打ったり走ったり、守ったりのお前らのゲームだ。
たしかに、監督はサインを出したり采配したりはするが、あくまでもサポートでしかない。
チャンス時に打てのサインが出たら、打つのはお前ら・・。スクイズだってそうだ。
だから、自分らで強い気持ちで野球をやらないとダメだと思っている・・。」 一息ついた。
「・・サインを出して『監督~、どうしよう~・』と言われても、自分らはどうすることもできない。
お前ら自身の力でやりきるしかないのだぞ。・・ピンチの時もチャンスの時だって、
監督やコーチ、お父さんお母さんらは、お前らの真の力に期待し見守るしかできない・・。」
「勝利を勝ち取るのは、お前たち自身であるし、自分らの力のお陰である・・。
負ければ、お前らのために十分にサポートできなかった監督のせいである。
だから、監督がいなくとも心配する必要はない。自分たちの真の力を見せればいい。」
・・分かってくれているだろうか・・?

今シーズン、大会でこいつらにつけないことは自分にとっても初めてである。
不安がない・・・と言えば嘘になる・・。
しかし、子供たちの真の力を見極めるのは絶好の機会かもしれないのだ。
こいつら、まだまだチビッ子軍団。これからが真価を問われるようになってくる。
それに向かっていくためにも、自分たちの真の力を身につけていかなければならないのだ。
さあ~、チビッ子たちにとっても最後の冬・・。
・・・もしかしたら、絶対王者を倒す最大のチャンスとなるかもしれない。
Posted by UMUサン at 21:30│Comments(0)