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2015年10月01日

フルスイングヒッター。

さてさて、10月に入りました・。暦では「晩秋」らしい。
やっぱ、朝夕は涼しさも感じる季節になってきていますよね。


フルスイングヒッター。



個性派軍団のチビッ子連中・・。
その中にあって、一際異彩を放っているのが、青空君(そら:4年)。
彼の最もしびれるところが「フルスイングヒッター」ということなのである。

まあ~選球眼は必ずしもいいとは言えず、多少のボール球でも食いつく気迫。
相手投手の投げ込む球に怯むことなく、持ち前のフルスイングで挑む・・。
体は決して大きくはありませんが、気合いのフルスイングは圧巻で、
今の季節のごとく「清々しさ」さえ感じてしまいます・・。

この前の練習でバッティングピッチャーを買って出た。
「お前ら、早いボールを投げるから、気合い入れて振ってこいよ~!」と事前通告。
「よ~し、打ってやる・・。」とチビッ子たちは気合い満々言うものの、やはりボールが恐い。
ホームベースから離れて立つ者やどんなボールでも一二の三で振る奴など、
言葉では気合いを見せても、行動は怖がっているようだ・・。

しかし、青空は違う・・。小さな体で打席に立つ姿は闘志満々の打つ気満々。
自分の速球も何のその。怯むことなくバットを振り出してくる・・。しかもフルスイングだ。
「おお、いいぞ~♪ 勝負だ・・。」少し打ちやすいようにスピードを緩めようかを思ったが、
彼のスイングを見て気が変わった・・。全力で打ち取ろうと大人げない気持ちが充満した。

そして、2ストライクと追い込んだ4球目、少し内側に浮いた高めの速球を大根切り~。
放たれた打球は、サードの頭上を早いライナーで抜けていくレフト前ヒット・・。
「おお~♪」 ベンチで待機する子供たちから歓声が沸く。1塁上に仁王立ち~♪


「自分が打つと決めた球は、多少ボールでも思いきりいけ。中途半端じゃダメだ。」
常日頃から言い聞かせている。あまり選球眼にこだわると積極性が失われるとの思い。
「狙いを定め『全球全振』サンガーズ打線」ってオリTにも掲げている・・。

「なんか、バットが飛んできそうですね~、はは・・。」とベンチで見ていた父兄。
まさに全球全振・・。来る球すべて全振で迎え撃つ。これだけ振れる奴は他にいない。

「・・まあ~、当たるかどうかは別として、フルスイングできる奴は期待が持てるね。」
彼がフルスイングするたびに、飛んでくるかもしれない(?)バットをついつい警戒。
「おお~・・。」 反射的に、思わず体が後ろにのけぞってしまうのである・・。

思いっきりやることが大事。・・学童野球はそれでいいのだ・・。


10月に入ったとはいえ、日中はまだまだ厳しい暑さが残る。

彼のフルスイングの風切る音と、全球全振の気持ち良さが、
残暑を吹き飛ばし、一服の清涼感を運んでくれる。


・・今の季節にピッタリ。スカッとした気持ち良さを感じさせてくれている。





Posted by UMUサン at 23:45│Comments(0)
 
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