サンガーズ奮闘記

「・・なんか、最近変な帽子被ってね～？」 巷でそんな噂があったらしい・・。




《・・最近、ちょくちょくブログで登場する姿。ほんとは深い理由があったのだ・・。》


サンガーズ関係者の中でもそんな話が飛び交うも、誰も何も聞いてこない。
・・聞くのが少し恐いし～ってことかもしれない。
しかし、日々の練習や練習試合などでミーティングすると、やはり不思議なのか、
どうしても子供たちの視線の先が「帽子」に集まっているのが分かる。

「監督～、なんで最近被っている、この『ストローハット』はなんですか～？」
屋部の八月踊り・・。旗頭の最終練習日に行われた打ち上げ会の席上、
サンガーズ父兄からお酒の勢いも手伝い、意を決したように聞いてきた・・。
「ん？ああ～、あの『帽子』ね・・。」　

ま、理由（わけ）は、しょうもないことではあるが。


今年の５月のゴールデンウィークに「イオンモール沖縄ライカム」に行ってきた。
たくさんの専門店がある中、１つの帽子屋さんの前で足が止まった。
「おお～、帽子がたくさんある・・。」 引き寄せられるように店内に入った。

帽子マニアというほどでもないが、帽子には興味があり、見かけると購入したくなる。
しかも、『ストローハット（麦わら帽子）』の数の多さ、種類の品揃えには驚いた。
「さすが、ライカムだね～♪」と言いながら、１つ１つを手に取り、頭に乗せてみる・・。

「あかり～、どんな～。」なんて被った帽子を見せながら感想を求めた。
「ふん。どうでもいいけど、お母さんに怒られるよ・・。」と興味なさような顔で釘を刺す。
「・・・。」 そうなのだ。この手の帽子は以前に幾度となく購入しているのだ。

うちのあかり、帽子が似合うかどうかではなく、買ったらどうなるかの意見をぶつけてきた。
似合うかどうかの前に、まずはおかんの説得が先か・・。ひとまず手にとった帽子を戻す。

そして帽子を戻す際、買うための交渉アイテムである値段をチャックする。
「げ、３．０００円以上もするし・・。」 意外にも高い。再び帽子を手に取り、眺めてみる。
「う～ん。」 どう見ても３．０００円以上のようには見えない。
「こんなのに３，０００円も出すの～！」って、おかんの台詞が予想される。

「よし。」
とりあえず、作戦を練るため、いったんここは店を出ることにした・・。


しばらく店内を散策、あかりの買い物も済ませ、再び帽子屋の前を通る・・。
やはり、先ほどの「麦わら帽子」が気になる。足を止め、店内へ進む。
そして決死の覚悟（笑）で、「おかん～、この帽子どんな～？」と頭に乗せる。
「え！買うの～？」 あかん、驚いた表情。あかりは呆れ顔・・。

「こんな帽子、いっぱいあるさ～。」 これは想定した返答。
「いや、前のものとは少し違うし・・。」 これも用意していた台詞。
「それよりさ～、そんな帽子、被る機会ってあるの～？」 さらに追求がのしかかる。
「・・うん。たまに被っているし。野球とかで・・。」 みたいにしどろもどろ・・。
「ええ～、野球の時はいつも野球帽でしょ～。」 さらなる追い打ち。
「いやいやいや・・・。」　あかりも「もう～買ってあげたら～。」みたいな顔になっている。

・・休日のほとんどを野球で過ごしている自分にとっては、
「野球の時に被る～！」というのが一番説得しやすいリアルな理由なのである・・。




《・・何となく、最近は違和感ない・・。》


「・・と言うわけで、野球の時に被っているのだ・・。」と説明。

「あははは～♪」話を聞いていた周りのメンバーも大笑い。
「で、サイン出す時もこの帽子で～？」
「ま、ここをこんな風に触って・・。」 麦わら帽子のひさしを触る仕草。
「がははは～♪ この帽子のおでこにサンガーズのマークにつけたらいいですよ～♪」
「・・・・。」 何となく、お酒の酔いが冷めてきたような感じがする・・。


ま、当分、暑さが続く間は、この「麦わら帽子」で臨む予定である。
案外、被ってみれば軽いし、風通りもいいもんだから、なかなか快適である。
まあ～これはこれで、暑さ対策の一つとなっているのではないだろうか～♪

・・ただ、野球をするという格好にはマッチしないかもしれないが、
諸事情があってのことと、ご理解願いたい・・。


「もう～うちの監督よ～・・。」ってことになったら、お詫びするしかない。