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2015年09月09日

サンガーズキャプテン考・・。


キャプテン君にまつわる話・・。
さて、我らチビッ子軍団のキャプテンは、比嘉優介君(4年)である。


サンガーズキャプテン考・・。

サンガーズキャプテン考・・。


前々から申告しているとおり、キャプテン君には何かと口うるさくなるのが毎年のこと。
「キャプテン集合~!」と声かけると、「集合~!」メンバーに伝達。
「ほら~、駆け足・・。」と檄を飛ばすと、「みんな~ダッシュ~!」 って檄を飛ばす・・。


優介がチビッ子軍団のキャプテンに名乗りを上げた際、
「いいか・・、キャプテン君が一番に怒られるからよ、覚悟せーよ・・。」とドスを利かせると、
「・・・はい。」 息を飲む。・・過去のキャプテン君はみんなそうであったのだ。

キャプテン君は重責である・・とほんとに思う。
まあ~、重責にさせているのは監督であったり、コーチや父兄であったりするわけだが、
それだけの期待を持って接すると、どうしてもそうならざるを得ない・・。

キャプテンがチームで一番怒鳴られて、怒られ、泣いて、挫けて・・・だが、
それでもチームの先頭に立たなくちゃいけないし、引っ張らなくちゃならない。
キャプテンをやるってのは、ほんとに「ただ事」ではないのである。


先日、他チームの監督さんと街角でばったり会った。少し立ち止まって野球談義。
「あの4番バッターはいいですね~♪」とお褒めの言葉をいただいた。
そんなお褒めの言葉に触発されて、野球談義が加速し始めてしまった・・。

「そ、なかなかでしょ・・。キャプテンも任しているので、ファイターでもあるぞ。」と自慢気。

・・そうなんのだ。体はチビッこくても野球に対する情熱は人の一倍も二倍もある。
チームを牽引する統率力は持ち合わせているとは思うが、いかんせん、まだチビッ子。
上級生になっていくにつれ、徐々に発揮するだろうと期待感満載である。

その上、負けず嫌いのくせして、「負けたらどうしよう・・。」と心配性でもあったりして、
劣勢状況をもっとも感じやすく、感情もろ出しの分かりやすい性格がたまにキズではあるが、、
個性派揃いのチビッ子軍団の大将としては、最高の抜擢だと自負しているのである。


夏休みでの練習試合・・。「あれ、優介は~?」 辺りを見回しても姿が見えない。
「・・おかしいな?いつもだと一番に早いのだが・・。」と思っていると、「あ、来ました~。」との声。
見ると、小さな体にかけたバックを大きく揺らしながら、大急ぎで走ってくる・・。
「寝坊したか~。」と思って駆け寄り、顔を見ると、「あら・・。」瞼がいやにはれぼったい。

「なんだ、夏休みだから夜更かしでもしたか~?」 と言うと、
「・・いや、早寝し過ぎて、寝坊しました・・。」との返事。
「???」 夜更かしして寝坊なら話は分かるが、早寝し過ぎて寝坊~?

その日の練習試合は散々・・。みんな打撃好調の中、一人だけおいてけぼりを食らっている。
・・やはり昨日の「早寝し過ぎ」が影響したかもしれない・・。
キャプテンとしてチームを引っ張るどころか、みんなの足を引っ張ってしまっている。

で、練習試合後、チビッ子を解散させたあと、次のA代表の試合を見学しようと
ベンチに腰掛けていると、優介が隣に座ってきた・・。
「監督~、今日はすいませんでした・・。」と照れくさそうに話しかけてきた。

特段、自分は気にしていることもなかったのだが、彼自身キャプテンとしての自覚の中で
反省し、また試合でのふがいなさを感じた思いでの問いかけであったことだろう。
・・せっかくなんで、ゆっくりと話をしようと思った次第である。

「あのな、俺がキャプテンだ~って自分で強がるより、優介がキャプテンなんだ~って、
チームメイトのみんながそう思ってくれるようなキャプテンになりなさい・・。」
「・・・。」 黙って聞いている。・・あれ、話が難しいか~?と思った矢先、
「まず、行動ですよね・・。」と返した。そうだ、その通りであるって思わず肩を叩いた。

ま、まだチビッ子であるので、おいそれとスムーズにはいかないと思うが、
紆余曲折しながら目指すべきキャプテン像に辿り着けばよい。
その自覚と心意気があるだけで、十分にその素質はあると感じている・・。

その後、A代表チームの練習試合の観戦そっちのけで、キャプテン談義に花咲かせた。


・・思えば、今まで自分はキャプテン君に恵まれてきたな~と実感。
我々指導者ではない。そのキャプテン君がチームをまとめ、強くしてきたのである。
目指す目標にたどり着けるよう我々はバックアップを惜しまないのである。。


まあ~、親バカぶり的な話で恐縮だが、今年も「良いキャプテン」に恵まれたようだ。





Posted by UMUサン at 21:45│Comments(0)
 
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