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2015年08月14日

熾烈な戦い・・。


さて、連日の猛暑に付け加え、ただ今真っ盛りの夏の甲子園や県高校野球新人中央大会、
そして、本日から開幕している国頭地区中学校野球新人大会などなど・・。

ここ連日、身も心も熱くなり過ぎ、勝負の日々にどっぷりとつかっている中、
自分もこんな熾烈な戦いを体験しました~。


夏休み、子供たち(竜誠とあかり)の昼食を買い出して、家まで届けた。
さ、職場に帰ろうと車に乗り込んで、バックするために左側のサイドミラーを覗き込んだ。
「ん?」 何やら左側のミラーに「何か」が引っ付いてる・・。
あ、いや、「しがみついている」と言った方が正しいかもしれない。


熾烈な戦い・・。

熾烈な戦い・・。

《・・強敵『ナナフシ君』。たぶん、左側が頭だはずね~♪ 》


「あ、もしかして、これって『ナナフシ』っていうやつじゃない・・。」 珍しいものを見つけた。
ま、自分の自宅の裏に小高い丘があって、森っていうか雑木林っていうか、
うっそうと茂っている場所がある・・。いろんなものが生息しているような雰囲気。
時には巨大なものであったり、時には大群であったりと、珍しいものが自宅を訪問してくる。

で、今回の「ナナフシ君」をお目にかかるのは初めてである・・。
よく見ると、長い手足(?)を四方に伸ばして、しっかりとミラーにへばりついている。
「・・・。」 顔を近づけて監察したいところではあるが、なんせあんまり「虫」は得意でない。
そうなると当然、自分自身の手で車から振り落とす勇気も持ち合わせていない。

「はた、どうするべか?」 考えた結果、「ま、走らせたら落ちるだろう。」との結論。
車の左側ミラーに「ナナフシ君」を引っ付けたまま、車を発進させた。

徐々に車を加速させる・・。風がナナフシ君を直撃し、その細い体を震わせている。
すると、四方に伸ばしていた手足(?)をさらに広げ、吹く風に耐える姿勢となっている。
「おお♪すごい・・。」 風の強さに自分の体制を変えているのである。

けっこうなスピードが出ているはずだが、ナナフシ君は耐え続けている。
よ~し、もう少し加速してみよう・・。今度こそは耐えられないはずだ。
すると、横になっていた体制をくるりと回転させ、風の吹く方向に頭(?)を向け、
より風の抵抗を少なくする体制へと変化したのではないか。

「ええ~、マジか?」 そのナナフシ君の対応力に感心せざるを得ない。

よし、もう少し加速してみるか・・。ここまできたらどこまで耐えるか見てみたくなった。
車が加速する、打ちつける風がさらに強くなる・・。
ナナフシ君は打ちつける風に体、手足をブルブル震わせながらの必死に耐える。

「・・最後の手段だ。」 もう、こうなったら自分も負けるわけにはいかん。
ナナフシ君が引っ付いていたミラーを下降。だんだんミラーとドアの隙間に吸い込まれる。
ピンチとなったナナフシ君、今度はドアの方へと移動し張り付いた。そこで粘っている。

「・・・マジか。」
そんな細い体と手足にどれだけの力があるのだろうか・・。

結局、職場に着くまでナナフシ君は耐え続けた。自分は敗北を確信した。
「ま、ほっとけば、どこかへ行くだろう。」とそのまま車に張り付かせたまま、仕事に戻る。


しかし、勝負はまだ終わっていなかったのである。

仕事を終え、部活へと行こうと車に乗り込み、クラッチを踏み込んでギアレバーに手をかけた時、
「どわ~っ。」 思わずギアレバーから手を離してしまった。当然、車はエンスト・・。
なんと、ギアレバーあたりに「ナナフシ君」が引っ付いていたのである。

実は、車内の温度が上がらないようにと、両サイドのミラーを少し開けているのだが、
そこからナナフシ君は、車内に侵入したものと思われる・・。強い日差しを避けるためか?
いや、先ほどの自分の仕打ちに対し、反撃するために戻ってきたかもしれん。

車をエンスト状態にしたまま、脱兎のごとく車を飛び出した。
・・自分の完全なる敗北である。それから若い職員に手伝ってもらい、
強敵ナナフシ君を、丁重に職場の花壇にお帰りになっていただいた次第である。

それにしても、今日の戦いは、ここ最近の中でも一番熾烈を極めた。
どんなに小さくても、そして細くても、秘めたる力は想像を遙かに超える。

相手の風貌だけで判断すると、痛い目に遭うのだ・・。
残念ながら敗北はしたものの、何か大事なことを教えられたような戦いであった。

本当に意義のある戦い・・。


・・ありがとう~♪ ナナフシ君・・。(なんか、くだらない話でどうもすいません。)







Posted by UMUサン at 20:30│Comments(0)
 
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