サンガーズ奮闘記

・・う～ん、別に心配することもないのだが・・。
チビッ子軍団の練習。何かしら、昨日は元気がすこぶる良かった。

あだね川公園に着くなり、元気の良いかけ声がこだましている。
まあ～ノックしているマッカワコーチも子供たちに負けないぐらいのファイターなんで、
そのノックに乗せられてかもしれないのだが、気持ちの良いぐらいの元気良さ・・。

「あら～・・、何かあったのだろうか。」なんて詮索したくなるほどである。


「監督～、次はどうしましょう～？」とマッカワコーチ。
「うん。内野と外野に分けてノックして、あとからシートノックにしようか。」と提案。
「分かりました・・。それじゃ～みんな配置につけ～！」とかけ声かけると、
「おお～！」とまでは言わないが、そんな感じでそれぞれのポジションに元気よく散らばる。
・・やはり、この元気の良さはなんだ・・。逆に心配になってきた。

内野ノックの前に、「・・なんで今日は元気がある～？」とキャプテン優介に問いかけた。
「？？？」 キャプテン優介が首を傾げる。キャプテン君もよく知らないらしい。
「・・まあいい。さあ～行くぞ～！」 いつものように三塁手から始めた。

すると、比較的声の小さい煌典（３年）が、「さあ～こい。」と一声。
「お♪」 予想外の対応に、トスしたボールを打たずに右手で受け取った。
「どうした・・お前たち・・。」 内野陣に問いかけると、みんな「？？？？」
そして、キャッチャーの優介の方に振り向くと、「？？？」 両手を広げ。「WHY？」のポーズ。

ま、自分で言うのもなんだが、他のチームからは時々、「元気がいいね～♪」と
お褒めの言葉をいただくこともあり、元気の良さをチームカラーにしている訳だが、
それにしても、今日の元気の良さは、さらにレベルアップしている・・。

「よ～し！行くぞ～！」 気分が乗ってきたところでノック開始。
するどい打球を難なくさばく、送球もほとんどミスなし・・。ベースカバーも怠らない。
キビキビしたプレーに、「いいぞ～♪」 滅多に吐かない褒め言葉が口に出る。
キャッチャーの優介の顔を覗くと、ニコニコしながら楽しそうにプレーしている。

・・当然、ミスもなくキビキビしたプレーが連続すれば、激励の言葉も連続する。
自分も乗ってきたし、子供たちも乗ってきた。ノックの回転も高速になってくる。
暑さや時間など感じなくなってくるほどの充実した時間・・。

そして、外野をつけてのシートノック・・。外野陣も同じような元気である。
外野間を抜けた打球も全力で追っかける。球際寸前の打球に飛びつく。
内外野間の連携プレーももたつかない。うまくいかないと子供たちの間で声を掛けあう。

「よ～し、バックだ～！」 ノック終了のバックホーム。
「よし、こ～い♪」 内外野とも、最後まで元気が衰えない・・。
何となくノック終えた子供らの整列もいつもと違って、しっかりと整列しているように見える。
最後のクールダウンのランニングも整理体操も元気が持続・・。

で、練習後のミーティング・・。
「こんなに元気があれば、自分も何も言うことなし。今日はいい練習だったと思う。」
今日の練習の充実感を感じているのか、子供たちはニコニコしている・・。
「分かるように『元気』は、体を動かす『起爆剤』だ・・。これを続けていこう～♪」
「はい♪」 うん・・。満足しきりである。





なんか、ほんとに気持ちのいい汗をかいた。
練習で火照った体をかいた汗が夕暮れの涼しい風を受け、冷やしてくれる。
気持ちの良い練習でかいた汗は一服の清涼剤となってくれる・・。

大汗をかいた子供たちもそのように感じてくれているはずだ。


・・ほんと、この子らの進化が楽しみだ～♪