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2015年05月19日
「絡み」のある風景・・。
毎年のことだが、チーム内で事あるごとに「絡み」のある子が2~3人は必ずいる。
そのうちの1人が、蒼太君(3年)であることは紛れもない事実となろう・・。
・・と言う訳で、今回も蒼太と「絡んだ」話を一つ。
この前の日曜日(17日)、午後から東江少年野球Bチームとの練習試合があった。
その日はちょうど、「第32回新報北部バレーボール選手権大会」の最終日で、
屋部中女子バレー部が見事決勝へと駒を進めた日でもありましたが、
国頭地区の絶対王者、東江中学校に惜しくも敗れ、準優勝となった日でもあった。
・・そんな残念な気持ちを抱えて、チビッ子軍団への練習試合に臨んだ訳でありまして、
また、奇しくも練習試合の相手が東江少年野球Bチームとの対戦となっているときた。
「バレーでは決勝で東江中に負けているんで、野球では負けられない・・。」なんて、
気持ちもあったんでしょうか・・・。(いや、特にそんな気持ちがあった訳でもないが・・。)
試合前の練習から子供たちへのノックに力が入っている。
普段より数段強くなっているノックの打球に子供たちは、
「なんで、あんなにノックが速いば~・・。」なんて思いながらもノックを受けたに違いない。
(・・決して、バレーで負けた悔しさを晴らしている訳でもないですが・・。)
そんな中、蒼太(3年)がノックを受ける順番に回ってきた。
いつもと違うノックの速さにビビっているのか、後ろに下がり気味でグラブを構えている。
「こら~、蒼太~、もっと前に来い~。」 右手で前へ出てこいと手招き・・。
少しビビッた表情を見せながら、恐る恐る前へ出てくる。
そんな蒼太に対し、ノックバットから放たれた打球が蒼太の手前でワンバウンドし、
少し遅れて出したグラブの横をかすめて、蒼太の左腰あたりを直撃。
そんなに難しい打球ではなかったはずだが、やはりビビって横に向いてしまったんで、
その分、左側が正面になり、グラブを出すことも間に合わなかったのである。
左腰に打球が当たった瞬間、蒼太、両手で左腰を押さえて立ちすくんで泣き出してしまった・・。
あちゃ~打球が当たったか~って思ったが、
「蒼太~、逃げるから打球が当たるんだぞ~。しっかりとグラブを出せば何てことない。」
「うえ~ん。」(・・とは声を出している訳ではないが、そんな感じである。)その場で泣いている。
「さあ~、もう一本行くぞ~。構えろ・・。」 次にノックを打つ構えをするが、
蒼太、「うえ~ん・・。」 左腰辺りを押さえて立ちすくむ・・。構えようとしない・・。
「・・・。蒼太、早く構えろ・・。」 「うえ~ん。」 「・・だから、早く。」 「うえ~ん。」 押し問答。
いつもだと、「しばらく休みなさい。」と横に逃がすのだが、今回は何故だが逃がさないでいた。
「早く、蒼太、構えろ~・・。」そんなに急かす必要もないのだが。
「うえ~ん。」(次の子と交代して~って言わんばかりに・・。)
「ほら~、早くってば・・。」(いやいやまだまだ。)
「うえ~ん。」(ほんとにしつこいけど~。) しばらくそんな押し問答が続く。
そんなやり取りを見ていたまーこーコーチが蒼太に声をかける。
「頑張れ、蒼太・・。大丈夫だ。前を向いて構えろ・・。」 檄を飛ばす。
そんなまーこーコーチの声に、応援に来ているお母さん方からも声があがる。
「蒼太、頑張れ~♪ しっかりして~・・。」 みんなからの声援が徐々に大きくなる。
・・そんな声に触発されたのか、押さえていた左腰辺りから両手を離し、
少しずつ顔を上を向いてきた。そして正面を向いて構えた・・。
「そうだ、その調子。蒼太・・。行くぞ。今度は逃げるなよ~・・。」と次は緩い打球を打つ。
またもや速い打球が来るかと思ったのか、少しビビッたこともあってか、タイミングがずれ、
せっかくグラブに収まった打球を逃がしてしまった・・。
「かあ~、せっかく収まったのに・・。」って、次の子~って声をかけようとしたら、
蒼太、「もう~、一丁~・・。」とちっちゃな声でノックを要求してきた。
「おお~いいぞ~。その調子だ~♪」 今度も緩やかな打球・・しっかりとキャッチした。
・・蒼太もホッとしたと思うが、正直、自分の方がもっとホッとした・・。
そう言えば、この日の練習試合でもこんなことがあった。もちろん、蒼太絡みである。
練習試合も終盤の5回裏、1死3塁で途中交代の蒼太に打席が回ってきた。
「蒼太~、初球からどんどん行け~。」と檄を飛ばすも、初球緩い球を見逃しストライク。
「・・・。」 かあ~初球からどんどん行け~って言ってるのに・・。
しかも緊張しているのか、構えがさらに小さくなっているし。
「どんどん行け~だ。」 次の球を空振りして、追い込まれてしまった。
そして2ストライク追い込まれた後、強振すると当たりそこねのボテボテのサード前のゴロ。
蒼太、猛然と一塁へ駆け込みセーフ・・内野安打だ♪ しかも3塁ランナー返しての打点付き。
1塁のベース上にいる蒼太を見ると、ニコニコのドヤ顔している。
「・・・。」 今泣いた烏(カラス)がもう笑うとはこのことだな・・。
そんな蒼太との「絡み」は、一服の清涼剤というか、その場をほのぼのとさせてくれる。
これからも多くの「絡み」の話題を発信させてくれるものだと思っている。
しかもブログネタの提供にも貢献しているので、どんどんお付き合いをしてもらうぞ~・・。
・・あ、いや、自分の方こそ、お付き合いをお願いしますね~♪
そのうちの1人が、蒼太君(3年)であることは紛れもない事実となろう・・。
・・と言う訳で、今回も蒼太と「絡んだ」話を一つ。
この前の日曜日(17日)、午後から東江少年野球Bチームとの練習試合があった。
その日はちょうど、「第32回新報北部バレーボール選手権大会」の最終日で、
屋部中女子バレー部が見事決勝へと駒を進めた日でもありましたが、
国頭地区の絶対王者、東江中学校に惜しくも敗れ、準優勝となった日でもあった。
・・そんな残念な気持ちを抱えて、チビッ子軍団への練習試合に臨んだ訳でありまして、
また、奇しくも練習試合の相手が東江少年野球Bチームとの対戦となっているときた。
「バレーでは決勝で東江中に負けているんで、野球では負けられない・・。」なんて、
気持ちもあったんでしょうか・・・。(いや、特にそんな気持ちがあった訳でもないが・・。)
試合前の練習から子供たちへのノックに力が入っている。
普段より数段強くなっているノックの打球に子供たちは、
「なんで、あんなにノックが速いば~・・。」なんて思いながらもノックを受けたに違いない。
(・・決して、バレーで負けた悔しさを晴らしている訳でもないですが・・。)
そんな中、蒼太(3年)がノックを受ける順番に回ってきた。
いつもと違うノックの速さにビビっているのか、後ろに下がり気味でグラブを構えている。
「こら~、蒼太~、もっと前に来い~。」 右手で前へ出てこいと手招き・・。
少しビビッた表情を見せながら、恐る恐る前へ出てくる。
そんな蒼太に対し、ノックバットから放たれた打球が蒼太の手前でワンバウンドし、
少し遅れて出したグラブの横をかすめて、蒼太の左腰あたりを直撃。
そんなに難しい打球ではなかったはずだが、やはりビビって横に向いてしまったんで、
その分、左側が正面になり、グラブを出すことも間に合わなかったのである。
左腰に打球が当たった瞬間、蒼太、両手で左腰を押さえて立ちすくんで泣き出してしまった・・。
あちゃ~打球が当たったか~って思ったが、
「蒼太~、逃げるから打球が当たるんだぞ~。しっかりとグラブを出せば何てことない。」
「うえ~ん。」(・・とは声を出している訳ではないが、そんな感じである。)その場で泣いている。
「さあ~、もう一本行くぞ~。構えろ・・。」 次にノックを打つ構えをするが、
蒼太、「うえ~ん・・。」 左腰辺りを押さえて立ちすくむ・・。構えようとしない・・。
「・・・。蒼太、早く構えろ・・。」 「うえ~ん。」 「・・だから、早く。」 「うえ~ん。」 押し問答。
いつもだと、「しばらく休みなさい。」と横に逃がすのだが、今回は何故だが逃がさないでいた。
「早く、蒼太、構えろ~・・。」そんなに急かす必要もないのだが。
「うえ~ん。」(次の子と交代して~って言わんばかりに・・。)
「ほら~、早くってば・・。」(いやいやまだまだ。)
「うえ~ん。」(ほんとにしつこいけど~。) しばらくそんな押し問答が続く。
そんなやり取りを見ていたまーこーコーチが蒼太に声をかける。
「頑張れ、蒼太・・。大丈夫だ。前を向いて構えろ・・。」 檄を飛ばす。
そんなまーこーコーチの声に、応援に来ているお母さん方からも声があがる。
「蒼太、頑張れ~♪ しっかりして~・・。」 みんなからの声援が徐々に大きくなる。
・・そんな声に触発されたのか、押さえていた左腰辺りから両手を離し、
少しずつ顔を上を向いてきた。そして正面を向いて構えた・・。
「そうだ、その調子。蒼太・・。行くぞ。今度は逃げるなよ~・・。」と次は緩い打球を打つ。
またもや速い打球が来るかと思ったのか、少しビビッたこともあってか、タイミングがずれ、
せっかくグラブに収まった打球を逃がしてしまった・・。
「かあ~、せっかく収まったのに・・。」って、次の子~って声をかけようとしたら、
蒼太、「もう~、一丁~・・。」とちっちゃな声でノックを要求してきた。
「おお~いいぞ~。その調子だ~♪」 今度も緩やかな打球・・しっかりとキャッチした。
・・蒼太もホッとしたと思うが、正直、自分の方がもっとホッとした・・。
そう言えば、この日の練習試合でもこんなことがあった。もちろん、蒼太絡みである。
練習試合も終盤の5回裏、1死3塁で途中交代の蒼太に打席が回ってきた。
「蒼太~、初球からどんどん行け~。」と檄を飛ばすも、初球緩い球を見逃しストライク。
「・・・。」 かあ~初球からどんどん行け~って言ってるのに・・。
しかも緊張しているのか、構えがさらに小さくなっているし。
「どんどん行け~だ。」 次の球を空振りして、追い込まれてしまった。
そして2ストライク追い込まれた後、強振すると当たりそこねのボテボテのサード前のゴロ。
蒼太、猛然と一塁へ駆け込みセーフ・・内野安打だ♪ しかも3塁ランナー返しての打点付き。
1塁のベース上にいる蒼太を見ると、ニコニコのドヤ顔している。
「・・・。」 今泣いた烏(カラス)がもう笑うとはこのことだな・・。
そんな蒼太との「絡み」は、一服の清涼剤というか、その場をほのぼのとさせてくれる。
これからも多くの「絡み」の話題を発信させてくれるものだと思っている。
しかもブログネタの提供にも貢献しているので、どんどんお付き合いをしてもらうぞ~・・。
・・あ、いや、自分の方こそ、お付き合いをお願いしますね~♪
Posted by UMUサン at 20:25│Comments(1)
この記事へのコメント
いつも子供たちへのご指導ありがとうございます。
うちの番犬1号はけっこうオモローなヤツでこれからもいろいろブログネタを発信していくと思いますので、楽しみながらお付き合いお願いします。
まだまだ全然泣き虫ですぐ泣きますので、監督の激や子供たちのチームワークで成長して男子に成長していくことを楽しみにしています。ビシバシ容赦なく鍛えてください!
親としては結果を残すヤツ(野球でもブログネタネタでも)だと思っていますのでご期待ください。
これからもヨロシクです!
うちの番犬1号はけっこうオモローなヤツでこれからもいろいろブログネタを発信していくと思いますので、楽しみながらお付き合いお願いします。
まだまだ全然泣き虫ですぐ泣きますので、監督の激や子供たちのチームワークで成長して男子に成長していくことを楽しみにしています。ビシバシ容赦なく鍛えてください!
親としては結果を残すヤツ(野球でもブログネタネタでも)だと思っていますのでご期待ください。
これからもヨロシクです!
Posted by 鬼コーチ at 2015年05月21日 09:43