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2015年05月01日

親子鷹・・。


さて、明日は練習試合・・。ということで、あだね川公園に寄って見た。

A代表チームは熱田フレンズとのダブルで、チビッ子チームは名座喜とさつきクラブ。
天気も上々そうで、楽しい1日になりそうな予感で、今からウキウキであるな~♪

しばらくベンチに腰掛け、A代表チームのキビキビとしたシートノックを眺め、
父兄と談笑・・。明日の練習試合などの話に花を咲かせていた。


「それじゃ~、また明日・・。」やがて練習も終了。辺りは夕暮れに差し掛かる。
帰宅の途に就こうと駐車場に向かっていると、ネットに向かって必死にバットを振っている子。
帰りかけた足をふと止め、「もう~遅いぞ、帰らないと・・。」と声をかけると、
「少し、お父さんと練習して帰ります・・。」との返事。

「・・そっか~。自主練習か・・。」その子の視線に合わせて振り返ると、
部室倉庫からカゴいっぱいにボールを入れたお父さんがやってくる。
自分の姿に気づいたのか、「少し、練習して帰ります。」その子と同じよう答え・・。

「・・・・。」何となく少し見学したくなった。


「いいぞ~♪ もっと下半身を使って・・。」トスをあげるお父さんの声がグラウンドにしみる。
その声に呼応するかのように、必死にバットを振り込む。
汗が吹き出すのか、帽子を脱ぎすて、さらにバットを振り込んでいく・・。

その近くに立ちすくみ、その「親子鷹」の姿を凝視する。
「・・・・。」まったく声をかける隙(スキ)さえ与えないほどの真剣さである。


・・そう言えば、自分も凜太朗や竜誠に同じことをやったな~って思い出した。

時間が経つのも忘れ、自分は黙々とボールを上げ、子供たちはひたすらバットを振った。
家に帰ってきて夕食を済ませ庭に下り、今度はスイング練習・・。
死んだおじいが、丹精込めて育てた芝生をボコボコにするまでバットを振り続けた。

「お前らいい加減にせーよ・・。」とおじいの怒鳴り声を片耳で聞き、
「こいつらが大人になったら、芝生なんて2倍にして返すから心配するな。」と言い返した。

・・なんか、だいぶ昔のことのように思えてしまっている。


そんな昔のことを思い出し、ふと気がつくと、どっぷりと陽が沈み、辺りは暗くなっている。
それでも、公園の街灯に照らされながら二人の練習はまだまだ続いている・・。


親子鷹・・。

親子鷹・・。

《・・何度も買い替えた手袋に、何度も巻き直したバットグリップ・・・。》


「それじゃ~帰るね~・・。」と声をかけると、
「お疲れさま~♪」って、トスを上げる手は休めていない。

「明日の練習試合はお互いに頑張ろう~。」
「は~い♪」まだまだ続ける意欲が満々である。


この努力は、明日の練習試合には必ず成果として現れるだろう。

・・いや、明日の練習試合だけじゃない。


これから行く道に、この努力は大きな結果として出てくるものと確信している・・。




Posted by UMUサン at 23:23│Comments(0)
 
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