サンガーズ奮闘記

先だって、第２０回北部選手権を終えて、アホな後輩監督との会話。
（・・ま、いつものごとく『飲み会』での話ですが・・・。）





「え～、『ピンチの後にチャンスあり。』～って良く聞く話だけど、
これって本当な話なの～？」　少しほろ酔い加減で聞いてきた。
「・・・・。」　今更、何を言うかと思いきや、ほろ酔いどころじゃない・酩酊状態に近いがな。

「うん。この前のサンガーズの宮里戦だって、チャンスを生かし切れなかった後、
ピンチを迎え、逆転負けを喫してしまった。」　その試合のことを想像しながら語った。

「・・と言うことは、平等にチャンスとピンチは来るのかな～？」　更に追い打ちをかけてくる。

「・・・。」　酔ってなければいいが、この状態じゃ～面倒くさく感じる。
「まあ～、平等かどうかは分からないが、平等だと勝敗がつきにくいので、
若干、平等ではないかもしれないな～・・。」　この場は適当に切り抜けようとする。

そんな自分の態度に感づいたのか、さらにさらに質問に拍車がかかってきた・・。
「そうだ。平等ではない。だって、この前の試合だって初回からピンチの連続。
チャンスは１つだって来やしない・・。あげくにはコールド負けだ。」　グラスを空にする。

「・・でも、ピンチとチャンスの数は同数でなくとも、『ビックチャンス』もあれば、
『小ピンチ』で切り抜けることもある。チャンスの数が少ないからと言って
必ずしも勝敗を決することにはならないと思うが・・。」　自分もグラスを空にした。

「では、ピンチとチャンスはどちらが先に来ると思う～？」
なんなんだ・・。「にわとり」が先か、「卵」が先か～ってな話になっているのではないか。

「これはそれぞれのチーム事情だろう・・。どっちが先ってはないんじゃない～？
また、その日の試合によっては、チャンスやピンチが先になったり後になったり・・。」
・・だんだん、野球の話からそれてしまっていきそうな気がする（笑）。


「じゃ～、『にわとり』と『卵』はどっちが先ね～？」
ほ～ら来た！完全に野球の話ではない。単なる酔っ払いの話ではないか～！
「・・・・・・。」 マジに面倒くさくなってきた。

それと、「にわとり」はチャンスなのかピンチなのか、「卵」は同じくどっちなのか、
それからはっきりさせないと困るけど・・。
あら、なんだか自分もそいつのペースにはまってしまっているな～。


「チャンスもピンチも自分たちのせいで起こりうる場合があるから、それから考えると、
自分たちが原因～って意味では、『チャンスやピンチ』を『にわとりと卵』で例えると、
やっぱ、自分で原因を『産む』となると、卵を産む『にわとり』が先じゃね～？」

・・なんだか自分も訳分からなくなってきた。
しかも不覚にもアホな質問にマジで答えてしまっているし・・。


「なんだか分かりにくいね～。ははは・・。」　こいつ泣かす～！


「じゃあ～、『卵』が先だ・・。」　今度はもっとマジ顔で答える。
「ん？なんで～。」

「聞けよ～。だって、『二は鶏（にわとり）』だろ～・・。だから『卵』が先だ・・。」
「ほほ～♪　なるほど・・。」　納得するんかい～！


・・・おあとがよろしいようで・・。　（ん？「チャンス」と「ピンチ」の話はどこ行った～？）