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2018年07月19日
「理由(わけ)」をつける意味・・。
ま、以前からだが・・
練習において、何かと「理由(わけ)」をつける作業を徹底している。
それは練習は「質」であったり、「量」であったり、時たま議論となるわけだが、
いずれにしても練習においては大切なこと・・。
しかし我らの相手は小学生・・。野球は何ぞや?って理解度不明の中、
「やっぱしっかりと教えないとね~。」って思い着いたことが
いろんなプレーに「理由(わけ)」をつけるって作業に終始しているのだ・・。
ま、確かに「質」の高い練習を豊富な「量」ができれは、一番いいのだが、
それは学童野球・・。学校生活であったり家庭内の充実も図らなくちゃいけないし、
部活(野球)を何よりも優先とする年代でもない・・。
・・となれば、限られた時間で「野球」なるものを理解させていくためには
必然的に「質」の方を重視しているということになっているのである。
そんなわけで、「理由(わけ)」をつけることにつながっているのである。
まあ~学童野球ってのはまだまだ野球を始めて間もない時期、入り口に過ぎない。
しかも野球自体、好きかどうかも分からないし、野球の技術も未熟な訳だから、
打ち方や投げ方が不十分のまま先に進んでしまうと、あとから修正がしにくくなる。
さあ~野球も大好き、気持ちも乗って、「よし!本格的に野球を始めるか~。」と、
言った頃には昔からの悪癖が抜けず、苦労したことの話は少なからずとも聞こえる話。
それらを考えると、我々の目指す役割は非常に大きなことっていうことになろう。
また、よくあることだが、「教えても、一向に良くならない」との話がある。
そのことは、その子が「直そうとしない」のか「直し方が分からない」との
どちらかではあるが、たぶん、多くは後者の方ではないか・・。
どこが上手くいっていないのか、直すところなのか、その子自身があんまり分かって
いないため、なかなか修正ができない~ってことではないか。
例えば、守備のミスが多い子に「ちゃんと取れ~。」というアドバイスではなく、
しっかりと取れるためには、「なぜ取れないのか?」との理由をちゃんと明示し、
納得させ、その上でしっかりとできるにはどうしたら良いかを教えてあげる・・。
そのことは技術の問題だけじゃない。道具に関しても然り。
捕球しずらい不備のグラブを使用すると、やはりミスがつながる場合がある。
それを技術の問題のみに限定し、どうにかやれ~って言っても、なかなか改善しない。
その場合は、道具(グラブ)もしっかりと整備してあげることが大切なことだろう。
もしかしたら、技術の未熟さを高精度の高い道具で補うことができることで、
ミスが少なくなり、子供たちへの自信につながることができるかもしれないのだ。
そんなことで「理由(わけ)」のつけどころは多岐にわたっているのである・・。
いずれにしても技術や道具に関してなど、子供たちへ明確に「理由」をつけてあげ、
なおかつ、しっかりと教えることが今の学童野球期には最も重要ではないだろうか。
それは個々の子供たちのことだけじゃない・・。チーム全体としても言えること。
「なぜ、カバーリングが必要か?」とか「送りバントも大事な戦法なんだ・・。」など。
その一つひとつのチームプレーの大切さをしっかりと説明し、納得させることで、
精度の高いプレーや作戦を確立していく・・。そこが「理由」をつける意味なのである。
分からなければプレーを止める、納得していなければマウンド上でミーティングをする。
あれこれ「理由」をつけて説明し、納得した上でプレーへと反映させる作業・・。
・・そんなわずかな時間が、「量」の何十倍に匹敵するかもしれないのだ。
「理由」をつけることが功を奏するかどうか・・は、すぐには結果は生まれない。
この子らが無事に野球を続けた先、立派に成長するかどうかで如何で明白となる。
そんなことに期待して、今日も「理由」をつけ続けていこうと思う次第である・・。
Posted by UMUサン at 21:55│Comments(0)