サンガーズ奮闘記

さて、昨日はセルラースタジアム沖縄でプロ野球公式戦となる
北海道日本ハムファイターズVS福岡ソフトバンクホークスの公式戦を観戦。

真夏の夜の夢を十二分に満喫してきました・・。













この観戦チケットについては、我ら社協を含む社会福祉従事者を対象とした
互助組織「ソゥエルクラブ」へ応募し、割引された観戦チケットが当選したもので、
奇しくも、結婚記念日・・。偶然にも「銀婚式」となる今年、初めて当選したのである。

「・・と言うわけで、野球の観戦チケットが当たったけど。」 おかんにそう告げると、
「え～。」 みたいな表情はしたが、せっかく当選したチケットは無駄にできない。
「凛太朗と行けば・・。」 そんな話もあったが、観戦するその日は教育実習の最終日。
「俺、多分打ち上げがあるはず・・。」 交渉決裂。おかんと行くしかない状況となる。

まあ～２５年余りも連れ添った中、二人して出掛けることにソワソワもないが、
久し振りの野球観戦には何となく高揚感があって、向かう道中はハイテンション。
遠出の際、普段は滅多に運転を申し出ないのだが、始めからハンドル持つ気満々。
「あら、珍しい。」 不思議がるおかんを尻目に、ナイター観戦の風景が目に浮かぶ。

少し遅れて到着すると、試合はすでに２回ウラのファイターズの攻撃中。
スコアボードに目をやれば、初回にファイターズが４点を先制している展開。
その後は両投手が踏ん張り、なかなか得点できず５回までゼロ行進が続く・・。

しかも、ファイターズの先発投手は６回まで完全試合を敢行・・。
７回にヒットは許したものの、最後まで投げきり、２安打完封を達成。
ホームゲームとなった北海道日本ハムファイターズが６対０で勝利を収め、
ほぼ満員となったセルラースタジアムの観客を大いに湧かせたのである～♪


そんな中、会場となったセルラースタジアムではけっこう知り合いを見かけた。
自分ら以外に名護から観戦に来た学童野球の関係者などを見て、お互い驚きの表情。
なかなか沖縄では機会のないプロ野球の試合を子供らに一目見せたいとのことか、
そんな思いが垣間見える・・。それは自分らも経験したこと。昔やっていたことが蘇る。


帰りの車中・・。「子供たちを連れて遊びに行った時は大変だったね～。」 おかんつぶやく。
たぶん、子供たちを連れて野球観戦に来た知り合いの親子を見てそう感じたのか。
父は応援グッズを引っさげ、母は飲み物や食べ物を両手に持ち、二人とも汗だく。
そんな様子を見て、昔がそうだった自分らに重ね合わせたのかもしれない・・。

「そうだね～。あの頃は必死だったし、今はとてもじゃないができない。」 そう返す。
「でも、大変だったけど楽しかった・・。」 振り返る表情は暗い車中では確認できない。
「ま、やるんだったらあいつらの孫たちだね。」 車中のテレビ画面を凝視する。

一人前となった自分らの子供たちの食べ物や飲み物、応援グッズなどを
今となっては、あの当時のように汗だくになって持つこともない・・はずね。

「銀婚式」となった結婚記念日を迎えた今年。


今宵の真夏の夜の夢は、野球観戦だけの話じゃなかった次第で・・。