
2018年05月30日
復活への良薬・・。
さて、我らサンガーズのスピードスター、キャプテン斗夢(6年)が戻ってきた。


先だって、ゴールデンウィーク期間中での南部交流練習試合の時、
浦添タイガース戦でランナーに出て、帰塁の際に右手薬指をベースに突き、
全治1ヶ月余りの骨折と診断され、戦線離脱を余儀なくされた・・。
「監督~、やはり骨折みたいです~。」 親父であるさーとーコーチより入電。
ちょうどその時は、南部交流練習試合の交流会の真っ最中・・。
周囲もざわめき、お酒も入って野球談義で盛り上がる中、一気に酔いが冷めた。
夏の大会まで約1ヶ月半を切り、その戦いに向けた調整を目論んでいた中、
切り込み隊長が離脱することは、大きな戦力ダウンを覚悟しなければならない。
「はた?どうするか・・?」 楽しい交流会の席上、一人真剣な面持ちで座り、
もはや、和やかに談笑する場合じゃなくなっていたことを覚えている・・。
それでも日々の練習には参加し、キャプテンとしての役目をしっかりと果たす。
すると、2週間ぐらい経つと走れることが許され、少しずつ動けるようになってきた。
「整骨院に頻繁に通っている・・。」 復活に向けた親父の献身的なバックアップもあり、
徐々に回復の目処が見え、少しは安心してきたところであったが、気は許せない。
「お前、無理するとまたやるぞ~。」 頻繁にそんな声かけを繰り返しながら、
練習を見守るも、もう~やりたくてしょうがない・・との雰囲気が全身から溢れ出る。
そして、先週の日曜日、浦添ブロックから浅野浦少年野球との練習試合の日。
去った春季県大会に出場したチームとの対戦と言うこともあって、気合いが入る。
そんな中、以前から試したいことがあって、しばし思案する・・。「どうするか?」
・・試したいことを実践するためには、どうしても斗夢が必要となる・・。
「う~ん・・。」 隣にいる斗夢の顔を覗く・・。「お前、今日の練習試合出たいか?」
そう言うと、パッと目を輝かせ、「出たいです~♪」 電光石火で即答。「・・だよね。」
「しかしな~、まだ投げるのはどうかと思うし、バットも振れないだろう。」 そう言うと、
おもむろにバットを手に取り、スイングを始めた・・。そしてキャッチボールも見せる。
「ほお~だいぶ良くなっているね・・。」 しかし、まだ療養中であることも確か。
「う~ん・・。親父に電話するか。」 意を決してさーとーコーチに電話すると、
「たぶん、大丈夫だと思います。」 快く承諾・・。今度は自分が目を輝かせた。
聞けば、来週から普通に練習させようかなと思っていたようであったらしいのだ。
まあ~フル出場は控えながら・・と思ってはいたが、予定より多くの出場となる。
しかも、なんら怪我する前と変わりなく・・、いや、野球ができる喜びに溢れていて、
結果もさることながら、気持ち的にはそれ以上の躍動を見せたのである。
彼の復活は、練習試合の結果にも表れ、その日は2試合とも快勝を果たす。
また、試したいことも実践でき、予想以上の効果に満足したことは言うまでもない。
練習試合終了後、「・・で、大丈夫だったか?指の方は・・?」 早速、気になった。
「全然大丈夫です~♪」 そう言って日焼けの顔が笑顔になった・・。
「そうか。それは良かった・・。」 自分も自然と安堵の表情を浮かべた次第で。
まあ~斗夢にとって、野球できるってことが一番の薬・・となったかもしれない。
いよいよ夏の決戦本番迫る・・。さあ~頼もしい奴が帰ってきたぞ~♪
Posted by UMUサン at 21:15│Comments(0)