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2018年03月28日
振り返ることは・・。
さて・・。我らサンガーズの「第130回県春季大会」での戦いを振り返る。
初戦の相手は、読谷・嘉手納ブロックの覇者、嘉手納ライオンズ・・。
昨年度来、幾度となく県大会に出場する強豪チームである。
しかも、昨年からのメンバーも多数擁するなど、戦力も充実している中、
我らがどこまで通用するか、真の実力が問われる試合となったのである。
・・しかし、結果は5対1と完敗・・。
守りでは相手打線を封じ込めず、攻撃ではピッチャーにねじ伏せられた。
点差はさほどのようだが、内容的には完膚なきまでに叩き潰されたのである。
先発した煌典(5年)は素晴らしい内容であった。
・・が、その素晴らしいまでの内容だったが故、打ち込まれてしまった。
また、調子が良いだけにテンポよく投げ込んだのはいいが、
投球間隔やスピードが単調になったところを狙い打ちされるなど、
緩急を織り交ぜることができなかったことが少し悔やまれる・・。
一方、打線は全体的にフライを打ち上げることが多かった。
まあ~外野手後方への打球もあったが、比較的深めに守られていたため、
それと、相手外野陣の堅実な守備の前に、何度も好捕される中、
なかなか突破口が開けず、次第に打撃や攻撃が単調となってしまったのだ。
1点を先制されたあと、2死から3番煌典の3塁打、4番湧斗の四球のあと、
5番竜(5年)のセンター前のタイムリーヒットのあとは、回を追うごとに沈黙。
チャンスらしいチャンスも作れず、手の打ちようがない・・。沈黙度が深まっていく。
その要因として、ボール打ちが目立つ・・。初球攻撃の積極果敢な姿勢はいいが、
自分の狙い球を絞り切れず、何でもかんでも「手を出す」荒い打撃が目立つ。
また、追い込まれた後の工夫もなく大振りを繰り返し、粘りのないスイングが際立つ。
それからもう一つ・・。サインプレーもうまくいかない。
ランナーを3塁において、その機会をうかがうも、ランナーであったり打者であったり
ベンチとの視線やタイミングが合わず、そのチャンスも逸してしまうなど、
ここ一番での場面、実戦で使うには、まだまだ「修行不足」との感じは否めない・・。
ま、いろんな技術面でのことも大切だが、もっとも重要なことは気持ちの部分。
強大な相手を前に、闘志が充実していたか・・となると、ここが一番の課題だと露呈。
「戦う気持ちは未熟な技術を凌駕する・・。」と言って止まないのだが、
逆に、「脆弱な闘志が技術を埋没させてしまった。」ということなのである。
意気揚々と臨んだ第130回県春季大会・・。残念な結果で終焉となった。
課題と問題点を浮き彫りにし、決して良き思いになったとは言い難い。
良き思い出にはならなかったが、「良き経験」とするためには、
これからの取り組み如何による・・。この悔しい経験を無駄にしないためにも。
県大会終わって最初の練習でのミーティング・・。
「・・と言う訳だ・・。」 戦いを振り返り、他のチームの姿を子供らに伝える。
あとは、伝えた言葉をどう飲み込み、子供ら自身で実践していくかが大きなカギ。
・やはり、自分たちが感じることよりも子供たちが感じ、考えてほしいのだ。
振り返れば振り返るほど悔しい気持ちに苛まれる・・。
しかし、ここで悔しい気持ちを乗り切って、振り返って確認しなければ、
自分らの進んできた道が正しいかどうか分からないのである・・。
「振り返ること・・。」 そのことがさらに我々を強くする・・と信じていきたい。
Posted by UMUサン at 22:55│Comments(0)