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2018年03月08日

自分の道・・。


・・そう言えば、この前の6日(火)、7日(水)は「高校受験の日」・・だったね。
中学生にとっては、まさに大きな勝負の日となったのは言うまでもない。

「甲子園に行きたい~♪」 我らサンガーズのメンバーも口々に言うが、
「うん。それにはまず無事に高校に行かないとね・・。」 そんな声かけに沈黙。
「当たり前だろうが~。高校に行かないで高校野球ってあるか~。」 さらに追い打ち。
「まあ~そりゃそうだけど。」 こいつら、まだ受験という難関を意識していないからね。

自分の道への第一歩となる高校受験は、まずはぶち当たる最初の関門だろうし、
ま、「高校進学」だけが唯一の行く道と、堅物的な意見は言うつもりではないが、
「高校だけは・・。」 多くの親御さんがそう願っていることは間違いないだろう。
自分らもその一人だったし、凛太朗や竜誠が高校球児を夢見ているのであれば
それはなおさらのこと。「まずは高校生ならないと。」 それは達成しなければならない
最初の目標であったという次第である。

当然のことではあるが、子供たちの不安もそうだが、親たちの心配もハンパない。
「大丈夫よ~♪」 当事者でない者たちからの意見は馬耳東風的なものに感じ、
「もしかして・・。」 そんな思いは無事に「サクラサク」を見なければ、かき消せない。

そう・・。来週13日(火)、その運命の日までは不安・心配は継続中なのである。


去年の話だっただろうか・・。学童野球に携わっていた父兄から連絡が入る。
我が子が高校受験を迎え、進路を決めていく中、県外の野球強豪校に行きたいと・・。
「叶えてやりたいが、やはり不安で。」 親としての正直な気持ち・・。当然のことだ。

「・・。」 瞬時に凛太朗の時のことがオーバーラップした。

こいつも「興南高校に行く・・。」って、早い時期から心に決めていまして、
「そんなところに・・。」 強く口には出さなかったものの、内心は心配が支配していた。
しかも、興南高校が春夏連覇を果たした翌々年・・。入部者も相当な数だろうし、
ましてや野球強豪校なので、県内はおろか全国から猛者が集まる・・。
そんな中、田舎の中学校の小さな野球部出身が耐えられるだろうか・・と。

「そんなことだ。覚悟はあるのか~?」 事ある毎に繰り返す常套句であったが、
「うん。十分に覚悟している。」 そう返す彼の言葉も常套句となっていたのである。

結果、彼の希望どおりの進学となったが・・というか、そうせざるを得ない。
なぜなら、彼の行く道は彼自身が決めたことだからなのだ。

待ち受ける苦難は彼自身が受けることだし、乗り越えることもそう。
そんな幾多の出来事のひとつ一つが彼の成長への肥やしとなって
さらに大きくさせてくれるものと、彼の決心に期待をしたのである・・。

「子供の意志を尊重して・・。」 なんてそんな言葉はかけられずにいた。
子供以上に悩める親の姿に、安易な言葉はそぐわない。
「お互い納得いくまで話すほかないね。」 そう声をかけるのが精一杯。

・・ただひとつ。「子供の行く道だから。」 それだけはしっかりと伝えた。


自分の道・・。


我が子が迎える最初の分岐点・・。
そこの選択が良かったかどうかはもう少し先に進まないと見えてこない。
まずは壁を突破を果たしたとの喜びも束の間、ここからが真剣勝負。

選んだ道が自分の歩む道だと、誰もがそう信じて止まないものと願う。

・・と思うものの、大勝負を終えたことについては、ひとまずお疲れさま。
「サクラサク」の合否については、まだまだ気になるところではあるが、
ここに来るまで心騒がせた気持ちに、しばしの休息を迎えてほしいと思う所存。

受験生の皆さん、本当にご苦労さまでした・・。


来たる発表の日には「サクラサク」で、満開の花が咲き乱れることを祈る。




Posted by UMUサン at 22:40│Comments(0)
 
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